お客さんは障害者。そんな専門デリヘルでの経験が豊富な著者が書く、さまざまな男性との出会い
第17回 『やっかいな段差』
こんにちは。桂樹碧です。GW直前ですね。地方から遊びに来られるお客様もいるでしょうね。がんばって稼ぎましょう♪
障害者専門デリヘルの場合は、障害者年金の支給日が偶数月だったので、偶数月はわりと忙しかったですね。
今回の仕事は、施設に入所して電動車椅子を使用している脳性麻痺のお客様。施設の最寄り駅まで一人で行って、待ち合わせということになっていました。
デリヘルとは言っても車の送迎が必ずあるわけではなく、一人でお客様指定の駅まで行くことなども多く、これがけっこうイヤだったんですよね。プレイ後の化粧剥げ剥げ状態で、また電車に乗って家に帰るっていうのが。
「駅に着きましたー。お客様らしき人は見つからないのですが」
約束の駅に着いて、店長の携帯に電話しました。
「改札右に出て喫茶店があるから、その中で待っているってメールがきたよ」
「分かりました」
この日は風が強くて、寒い日でした。改札を出て右を見ると喫茶店があり、窓越しにお客様を確認。中に入って声をかけました。
「こんにちは、あすかです。Mさんですよね?」
すると、お客様は膝の上に乗せた、ノートPCより小さなモバイルギアを指さしました。
液晶画面をのぞくと
『ホテルはすぐそこなので、出ましょう』
と文字が打ち込まれていました。この方は言語障害でまったく話せませんでした。言語障害のひどい方はトーキングエイドという音声が出力される機械を使っていることが多かったのですが、大きい機械なので、携帯するには不便。
そのため、音声出力がなくても、手や指で小さいキーボードが打てる方だと、モバイルギアを使っている人も多かったです。
喫茶店から出て、目的のホテルへ。電動車椅子はけっこうスピードが速いので、後を着いて行くのに、小走り状態で大変でした。目的のラブホはかなり年季がいった建物。フロントで部屋を決めて、いざ部屋へ。
しかし、部屋についてドアを開けた部分に段差があり、電動車椅子では中に入れません。
電動車椅子は、重さで段差(階段一段程度)が越えられません。手動の車椅子だと、個人差があるのですが、操作の上手い人なら階段一段分は余裕で越えられます。私が付き合っていた御主人様は、二段は無理矢理越えていました。
ちなみに車椅子を使うためのリハビリでやる段差の高さが、階段一段分なんです。介助がいれば二段は無理矢理乗り越えられます。
「どうしますか?」
『電動車椅子はこのまま廊下に置いて、あすかさん、僕の体を支えてベッドまで連れて行って欲しい。現金入っているから、ポーチとコレをベッドに先に置いてください』
お客様の膝の上にあるポーチと、モバイルギアをベッドに置いて廊下に戻り、いよいよ移動。
「じゃ、行きますよ」
よいしょ!っとお客様の体を抱いて、体重をかけてもらい、一歩一歩引きずるような感じでベッドへ。なんとかたどりつき、部屋のドアを閉めてプレイ開始の連絡を店長に入れました。
まずはお客様の衣類の着脱を手伝い、自分も裸になってシャワーを浴びて戻ります。
「今日はどんなふうにしますか?」
『フェラして欲しい アソコ舐めさせて欲しい』
「分かりました」
まずはハグをしてキス。その後フェラに移ります。シャワー浴びられないし、今回のお店では洗浄綿を使わないので、即尺です。
69の体勢になって、お客様が手で私のオマンコを弄りながら舐めて、私もお客様のおチンチンを舐めました。でも、この程度では勃起しないので、少ししてから体勢を変え、フェラに移行します。
フェラをがんばって射精。言語障害があると困るのが、いつ射精されるか分からないことです。このときは射精しそうになったら、頭を叩いてもらうことにしていました。
ティッシュに吐き出して、うがい。ベッドに戻って、雑談タイムです。雑談、と言ってもモバイルギアを使ってなので、話のスピードが遅くて、あっという間にプレイ終了の電話がなりました。
お客様に洋服を着せて、自分も着替えます。そして、部屋のドアを開けて、また車椅子まで抱きかかえるようにして戻りました。
段差がなければ、室内まで電動車椅子で入って来れたのになー、と思いながら部屋を出ました。
ラブホテルだとどうしても段差があります。その点、シティホテルは段差が無くて楽でしたね。なぜラブホは段差があるのか? という話を聞いたことがあるのですが、段差があることで、日常生活から切り離されるように、という意味があるそうです。
電動車椅子だと、どうしても段差が乗り越えられないので、障害者専門デリヘルとしては、やっかいなハードルでした。
それでは、また次回♪
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