お客さんは障害者。そんな専門デリヘルでの経験が豊富な著者が書く、さまざまな男性との出会い
第25回 『アナルファック【後編】』
こんにちは。桂樹碧です。
前回からの続きです。お客様は30代で脊髄小脳変性症。徐々に体の自由が失われる難病で、映画・ドラマ化された『1リットルの涙』の主人公がおかされた病気です。
お客様は壁に手をついてなんとか歩くことはできますが、転倒防止のために車椅子を使用していました。プレイ内容はアナルファックをご希望。立ちバックスタイルで成功後、時間があるのでベッドで2回戦をご希望に……。
ベッドでは、ベッドカバーを折り曲げて、腰の位置に枕を持ってきてお客様にアナルが見える状態にします。出産するような格好、と想像していただけたらわかりやすいかな? ヒリヒリするアナルにはすでにローションをたっぷり塗っています。
お客様はコンドームを装着して、ベッドの上に座るような格好で、私のアナルにおチンチンを……。
「じゃあ、入れていくよ」
私は大きく息を吐いて、お客様のおチンチンが入るように、両手でアナルを開くように、お尻に手をあてました。
「うっ!」
痛みに思わず声をあげてしまいました。しかしお客様には喘ぎ声と思われたらしく、深くおチンチンが入ってきます。うぅ。痛いー!
私はプライベートのご主人様の命令で、アナル拡張のためにアナルプラグを入れていたりしたので、普通の人より楽にアナルファックできるのですが、さすがに連続してやると、痛みが走ります。
その上、お尻には内痔核があって、今回のプレイでそれがアナルの外に飛び出しているのが分かりました。うぅ……。また当分、お薬を塗った指で内痔核をアナルの中に押し込んでやらないとダメだなー、とあきらめました。
お客様が腰を動かし、私もそれに合わせて腰を動かします。
「アナル気持ちいい?」
「はい」
気持ちよく無いよー! 痛いんだよー! 痔核が飛び出て、ゴムと擦れて痛いんだよー!! と心の中で叫び続けました。
「さっきより体勢が楽で気持ちいいよ。あすかちゃんも気持ちいい?」
「は、はい」
痛みで冷や汗が出た体で答えました。早くこの苦痛から解放されたいー!!
「うん、締まりがいいね! あぁ! 逝きそうだよ!!」
お客様が腰をうねるように動かしています。私はよし! と思ってアナルに力を入れて締めます。
「あぁ! 逝くよ! 逝く!!」
お客様の叫び声とともに、アナルの中のおチンチンは動くことをやめました。そっとおチンチンを抜いて、アナルの様子を指で調べました。内痔核が出ています。お客様に気がつかれないように、そっとアナルの奥へ押し込みました。
ベッドに二人で寝転がって雑談タイム。
「あすかちゃん、いいアナルしているね。狭くて中に入れてるときに動かせない子もいるんだよね」
「SMの御主人様の命令で、アナル拡張しているんですよ。アナルプラグ入れたりしています」
「御主人様って健常者?」
「いえ。障害者ですよ。障害は脊髄損傷です」
「脊損かー。それじゃ勃起しないよね? セックス無し?」
「えぇ。ですからセックスの代わりに、おマンコとアナルの拡張をしていて、フィストファック(膣に拳を入れる行為)とアナルフィスト(アナルに拳を入れる行為)の調教、ダブルフィストの調教を受けています。フィストファックはできるようになったのですが、アナルはまだまだです」
「すごいな! フィストファックできる子って初めてだよ。なんだ、知っていたらフィストファックもしたかったな」
なんだか自分でどんどん墓穴を掘っているような気になりました。
「フィストファックできます、ってお店のプロフィールに書いておきなよ! アナルファックよりも貴重なんだから!」
「は、はい。店長と相談してみます」
そんなときに店長から終了を告げる電話が鳴りました。お客様はこのままホテルにお泊まりだそうで、私一人シャワーを浴びて着替えました。
「はい、これプレイ料金ね」
茶封筒に入ったお金を数えます。
「はい。ちゃんとプレイ料金あっています。今夜はありがとうございました。またよろしければ、ご指名お願いします」
「そうだね、アナルも良かったし、次はフィストファックがしたいね」
「はい。よろしくお願いします」
部屋を出てホッと一息。フロントの階に降りて、トイレを探し、アナルの中で腫れ上がった痔核に持っていた痔の薬を塗り込みました。
本番行為ができない代わりのアナルファックですが、私が掛け持ちしていた2軒でも、できるのは私だけ。アナルファックを売り物にしているSMクラブでも、NGにしている嬢がいました。
本番禁止のデリヘルなので、セックスの代用としてアナルファックを希望するお客様は多かったです。お客様が気持ち良くなってくれるのなら、少々の痛みは我慢だ! とやっていましたが、内痔核は今でも小さくなって存在しています。
ちょっと後悔していますが、お客様の笑顔がみられたことで良しとしましょう!
後日談ですが、フィストファックができることを店長に話して、オプションでつけてもらいました。そして、自分で自分の首を絞めるようなことになるわけでした……。トホホ。
では、また次回♪
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