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私はハグ屋さん

お客さんは障害者。そんな専門デリヘルでの経験が豊富な著者が書く、さまざまな男性との出会い

第16回 『ピアス』

こんにちは、桂樹碧です。最近、ワキ脱毛を始めました。昔と違って脱毛の料金って安くなっているんですね。

風俗勤務のとき、毎日のお手入れは男性用の電気シェーバーでしていました。顔に使う道具なので、肌に優しくて、トラブルもほとんどおきませんでした。よかったら試してみてください♪ 全身に使えます♪

「今日のお客様はあすかちゃん好みだよ。頸椎損傷の人で40歳」

店長に私のフェチのことをバラしていたので、こんなこと言われました。

「損傷部位はどの辺りですか?」

「そこまでは分かんない。ただ、一人暮らししているぐらいだから下部じゃないかな?」

頸椎損傷や脊髄損傷では、損傷が上部になるほど、障害が重くなります。また、損傷具合によって完全麻痺か不全麻痺と異なり、損傷箇所が同じでも、歩けるようになったりすることがあります。

車が止まったのは都内の高級そうなマンション。店長に部屋番号を書いた紙をもらい、車を降りてエントランスに向いました。インターフォンに部屋番号を打って応答を待ちます。

「どちら様ですか?」

「こんばんは。○○(店名)のあすかです」

「エントランスのドア開けますね。部屋のドアはカギかかっていないので入ってきてください」

デリヘルバッグを担いで、お客様のお部屋へ。ドアは言われた通りカギがかかっていなかったので、中に入ります。

「こんばんは。あすかです」

「土足のまま入ってきて。奥の部屋のベッドにいるから」

最初からバリアフリーで設計されたと思われる造りのマンションでした。床に段差は無く、緩いスロープ。キッチン、リビング、そして奥の部屋。1LDKの間取りです。

「こんばんは、あすかです」

奥の部屋は介護用ベッドに占領されていて、そのベッドの上に、お客様が寝ていました。

「こんばんは。お店に連絡していいよ」

デリヘルの利用は、慣れている感じ。店長の携帯に電話して、プレイスタートです。

「シャワー浴びておいで。リビングに引き戸あるでしょ?」

「あ、はい。じゃ、シャワー浴びさせていただきます」

サッと洋服を脱いで裸になり、浴室へ行きました。ここも完全にバリアフリー。シャワーを浴びて出て、お客様の元へ。お客様は上半身だけ裸です。

「俺の障害聞いているよね? フェラしてもらっても気持ちよくならないから、下は脱がないよ」

「はい。頸椎損傷だとうかがって来ました」

勃起は、バイアグラや吸引式の道具を使えば可能な人もいますが、ほとんどは勃起しないと考えてOKだと思います。

「じゃあ、始めようか。クンニさせて欲しいな」

ベッドに上がり、お客様の顔の前にオマンコを突き出します。

「なにこれ?! ピアス?!」

「はい。SMの御主人様の命令で入れています。お嫌でしたら外しますが」

このとき私は、乳首に十字、クリトリスフッド(クリトリスの皮)にひとつ、ラビアに4つ、ボディピアスをあけていました。

「いいよ、そのままで。面白い」

お客様の舌と唇でオマンコを攻められます。喘ぎ声を出しながら、ちょっと困ったな、と思っていました。お客様がピアスで興奮していて、ピアスを引っ張るようにクンニするのです。

「イタッ!」

強引にピアスが引っ張られて、思わず声が出てしまいました。

「マゾなんだろ? これくらいで声上げちゃうの?」

お客様は手も使って、ピアスを弄り始めました。痛いけど我慢です。頸椎損傷だと足以外に手に障害が出ることが多いのですが、このお客様は手は使えました。ですから、介護も24時間というわけではなく、ヘルパーさんが食事の支度や部屋の掃除をしているようでした。

「ほら、俺のことも気持ち良くさせろよ」

ぐっと髪の毛を引っ張られて、キス。こうなったらキスだけでイカせてやる! と思い、耳たぶまで舐め回して、ディープキスをしました。その間もピアスを弄られて、痛かったです。

「SMの御主人様って、健常者なのか? 障害者なのか?」

「はい。障害者で脊損です」

「うらやましいな。奴隷がいるなんて。俺、Sだから、奴隷欲しいんだよね」

ディープキスを繰り返しながら、そんな話をしていました。こういうタイプの人はやっかいです。自分の奴隷にならないか? とか言い出してくるので。でも、そんな会話にはならずに、プレイ終了の電話が入りました。

「シャワー浴びておいで。ピアス大丈夫?」

「大丈夫です。血も出ていませんし」

とは言ったものの、シャワーを浴びたらお湯が染みました。小さな傷がついてしまったようです。

「今夜はありがとう。そのピアスいいよ」

「ありがとうございます」

感謝して部屋から出ました。お客様はS気質を感じさせるプレイの後、急に口調が優しくなりましたが、こういう方は本当にSなんだと思います。自称Sの場合は、プレイ終わっても口調が荒いですから。

ちなみにこの数日後、私はAVの撮影ですべてのピアスを外すことがあり、自力ではラビアのピアスを入れることができない状態(麻縄で縛られたので、ラビアが腫れました)になってしまい、御主人様に相談して、胸の横に入れているピアス以外を外しました。

ピアスを気に入ってくださったお客様には申し訳なかったし、なによりピアスが大好きな御主人様のご命令に従えなかったのが、とても悔しかったです。

それでは、また次回♪

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