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私はハグ屋さん

お客さんは障害者。そんな専門デリヘルでの経験が豊富な著者が書く、さまざまな男性との出会い

第39回 『接客に悩む障害』

こんにちは、桂樹碧です。秋本番。風邪も流行っているみたいですので、みなさん体調管理に気をつけましょう。

さて、今回は障害者専門デリヘルで対応が難しかった障害について書きます。いろいろなお客様とプレイしましたが、難しかったのは頸椎損傷・脊髄損傷のお客様です。前にちょっと書きましたが、私は障害者フェチで、頸損脊損の人に特にフェティッシュな感情を抱いています。

頸椎損傷・脊髄損傷だと、損傷した位置から下は感覚が麻痺してしまい、性的な興奮での勃起ができなくなります。フェラをしても、感覚が麻痺しているので、お客様は感じることはありません。ですから、別の方向から性的快楽を引き出すことになります。私がよくやったのは乳首舐めや、手の指をおチンチンに見立てて、舐めまわしたりすることでした。

頸椎損傷・脊髄損傷のお客様は、交通事故などによって人生の途中で障害者になった人が多く、先天的な障害を持つ人とは考え方が違うお客様が多かったです。障害者になる前に女性経験がある人が多いため、これは差別ではないのですが、印象としては障害者というより、健常者に近い考え方をされます。

逆に先天的な障害の代表は脳性麻痺です。脳性麻痺のお客様は、女性と性的なプレイをするのが初めて、女性器を見るのも初めてという人も多く、欲望丸出しこられるので、ついていくのが大変でした。でも、素直に欲望を出してくださるので、実は仕事としては楽なんです。

私が障害者フェチだということをカミングアウトするのは、頸椎損傷・脊髄損傷のお客様が多かったです。カミングアウトすると、「俺の障害に性的興奮覚えるんだ!おもしろいなー!」という感じで、たいていのお客様が驚いて喜んでくれました。

頸椎損傷・脊髄損傷のお客様で難しいのは、ホテルやお客様の状況、たとえば、おチンチンや膀胱からカテーテル(管)を通して、足に装着した袋に尿を溜めている場合などは、お風呂に入ることができません。そんなときは、お客様は着衣のままプレイということもあります。

射精できなくて、何を求めて障害者専門デリヘルを呼ぶのかと言うと、『女性の肌を感じたい、女性を抱きしめたい』という感情を持つお客様が多かったと思います。視覚的に楽しみたい、というお客様も多く、コスプレもしましたし、SMもしました。

特にSMは初めてというお客様が多かったのですが、みなさん楽しげに遊んでいただけました。これは私がマゾだからなのですが、素手でスパンキング(Mのお尻を叩く行為)をしてもらうと、気持ち良かったですね。

手動の車椅子を使用している方だと、車椅子を漕ぐので腕や手の筋肉が鍛えられていて、マゾとしてはかなりの快楽を得ました。私の方から返せる性的快楽は本当に少なかったのですが、どのお客様も視覚的に楽しみたい、女の子の裸を抱きたい、女の子が性的快楽に溺れる様子をみるのが好き、という方が多かったです。

そんな感じなので、常に受け身の姿勢でプレイをしていました。私がリードするより、お客様が終始主導権を握っている形でしたね。

でも、やはり毎回とても難しかったのが、射精というフィニッシュが無いので、どこでプレイを終わらせるかの見極めです。たいていはお客様の方で「もう満足した」と言っていただけたのですが、時間ギリギリまでプレイを続けるお客様もいました。

こんなお客様への対策としては、お店からの終了電話が鳴ったら「延長しますか?」と聞いていました。たいていは延長30分になりましたね。延長しないと言われたら、どんなに盛り上がっていても、そこでプレイ終了。シャワーを浴びに行きました。ちょっと冷たい接客になってしまうので、別れ際にキスしたり、ハグしたりしてカバーしました。

射精できないお客様に対して工夫した点は、とにかくお客様主導でプレイすることです。みなさんもそんなお客様に会ったときは、射精だけが性的快楽ではないと頭に置いて、お客様がしたいプレイをくみ取って動いてみてください。

といっても、私もいつも、本当にお客様に満足してもらえたのか? と悩むことが多かったのですが……。

それでは、また次回♪

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