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私はハグ屋さん

お客さんは障害者。そんな専門デリヘルでの経験が豊富な著者が書く、さまざまな男性との出会い

第42回 『独立開業』

こんにちは。桂樹碧です。秋を通り越して冬になってしまいそうな気候ですね。

障害者専門デリヘルに在籍して二年目。ネットで障害者の人と話す機会も多くなり、お店の経営体質に疑問を抱くようにもなった私は、独立開業することを考えはじめました。

普通のデリヘルより料金は高設定、携帯を使ってネットにアクセスしている障害者の人が多いこと(在籍した2店には携帯で閲覧できるサイトがありませんでした)などがあり、こういう隙間を狙ってなら独立開業できるかも、と思ってもいたからです。

でも、1人で一から開業するわけですから事務などの雑事もありますし、当面は女の子の募集はせずに、自宅を事務所として1人デリヘルをやることにしました。

またこの頃、お店を掛け持ちしていることを伝えていたB店の店長が別の仕事で多忙になり、障害者専門デリヘルは縮小しようとしていた時期だったので、独立開業する旨を伝えて経営のノウハウを教えてもらいました。

デリヘルをするのに必要なのは風営法の許可。私が開業した2006年はそれほど厳しくなかったのと、私が事務所に使う自宅は風俗店がほとんどない住宅地域にあったので、あっさり許可が取れました。これがデリヘルが盛んな鶯谷などになると、簡単には取れなかったでしょう。

警察も障害者専門デリヘルという珍しい申請だったので、いろいろ親身になってくれました。許可を取るために必要なのは、事務所に使う自宅の住民票。風営法の申請用紙に書くのは、店名や、どういった媒体で集客するか? 連絡手段の電話番号などでした。

このために携帯を一台、新しく購入しました。デリヘル用携帯ですね。0円携帯で、着信専用にしていたので一番安いプランです。ほかにはローションとコンドームと洗浄綿など。あとはお店のサイトのドメイン代やサーバー利用料で、開業経費は3万円くらいでした。

SMグッズや大人のおもちゃは自前を使ったので、ちょっと安くすんだ感じですね。それから、お店用の銀行口座も開きました。いたずらなどを防止するために、最初に入会金5千円を入金してもらうシステムにしたのです。これは、在籍したどちらのお店でも行っていたので取り入れました。

料金は在籍していたお店より少し安く設定。おもちゃなどのオプションは基本コースに含めました。遠距離出張も交通費を支払ってもらえるのなら日本全国可。プレイ無しのデートコースも取り入れまたし。簡単なお店のサイトをPC用と携帯用に作っていよいよ開店。

在籍していたA店には家庭の事情により辞めると伝え、B店の方には独立開業するから辞める、と伝えました。さすがに自分でお店持っているのに掛け持ちはできませんでした。仁義的なこともありますが、両立できるとは思えなかったので。

さて、いざ開店してみると、予想通りあまり反響がない。地道に障害者の性を扱っている掲示板などに宣伝書き込みするなどして、徐々にお客様は増えていきました。ほとんどが関東圏内のお客様でした。また、mixiなどのSNSで宣伝したこともあります。今やったら、即アカウント停止の強制退会ですね。

在籍していたお店で常連だったお客様には独立開業することは話していたのですが、基本的には新規のお客様が多かったです。遠距離のお仕事もポツポツあり、まったく知らない場所にデリヘルバッグを担いで飛行機で行くこともありましたが、在籍したお店で慣れていたので、あまり困りませんでした。

ひとつ悔しい思いをしたのは、車がなかったので、お客様にラブホテルがある街まで出てきてもらわないとダメだったことです。女性が1人でやっていると嫌がらせを受けるかな? とも思いましたが、そんなことはなく、前回のコラムで書いた毎週1回の愛人との夜勤プレイ以外は休み無しで仕事を受けました。

独立開業してからのプレイの話は、また次回♪

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