お客さんは障害者。そんな専門デリヘルでの経験が豊富な著者が書く、さまざまな男性との出会い
第43回 『独立開業【後編】』
こんにちは、桂樹碧です。
さて、前回はデリヘルを独立開業した話でしたが、今回はそのお仕事の内容を話したいと思います。
何から何まで全部1人でやらなければいけない仕事。デスクワークもしつつ、接客もする。けっこうめんどうに感じることもありましたが、間に人が入らないので自分のペースで仕事ができました。
困ったことは前回も書きましたが、車を持っていなかったこと。どうしても車でしか行けない場所の場合は、タクシーを使っていましたが、お客様の負担が大きくなるので心苦しかったです。
デリヘル経営していた、と話すと「ヤクザが来て、みかじめ料を取られたりしなかったの?」と聞かれるのですが、まったくありませんでした。在籍していた障害者専門デリヘルの2店も、ヤクザにみかじめ料を要求されたことはなかったそうです。特殊なデリヘルですし、そんなに金儲けしないだろう、と思われていたかもしれません。
お客様からの依頼は、基本的にメールで受け付けていました。特に言語障害がキツい人からの電話は聞き取りづらく、仕事に支障が出たら大変という理由もあります。一応、携帯電話の電話番号をサイトには載せていましたが、お仕事の依頼はメールでお願いします、と書いていたので、ほとんどがメールでした。
プレイは基本的に過去在籍したお店でやっていたのと同じ。なお自分1人だけなので、終了の合図は携帯電話のアラーム機能を使っていました。また、SMの道具やおもちゃ類を基本コースに組み込んだので、毎回荷物は多くて重かったです。そのカバンを担いで、全国どこでもプレイに出かけました。
「コスプレは無いのか?」といったお問い合わせがポツポツあったのですが、私1人きりのお店ですし、そこまで金銭的余裕が無かったので、コスプレはやりませんでした。本当だったら、基本的なチャイナドレスやセーラー服などぐらいは買っておいた方が良かったかな?と今は思います。
よくありがちだったお仕事の内容は、まずお客様と駅もしくはホテルのロビーで待ち合わせをして、ホテルでプレイ。駅での待ち合わせだとラブホテル。ホテルのロビーだとそのホテルを利用しました。お客様の自宅の場合もありましたが、自宅だと駅からタクシーを使うことが多かったです。タクシーの領収書をもらって、駅から自宅までの交通費として請求していました。
SMをやりたい!とのご要望もあったので、初心者でも簡単に縛ることができる解説図をネットで探して、プリントアウトして持って行ったりもしました。
地方へ行くときは、なるべく日帰りができる時間帯でのプレイをお願いしていました。たまにどうしても帰れなくてビジネスホテルに泊まることもありましたが、宿泊費はお客様負担ということを、前もって伝えておきました。
なんとか順調に軌道に乗った頃、引っ越すことになりました。引っ越し先でも風営法の許可が取れるだろう、と考えていたのですが、実は引っ越し先のマンション近くに学校がありました。風営法では、近くに学校や児童福祉施設などがあると許可がおりないことになっていました。
ダメ元で警察署に行ってみましたが、やはりムリでした。
そろそろ風俗から足を洗う時期なのかな……とも思い、お店は1年とちょっとで廃業することにしました。短い期間でしたが、風俗を経営することの大変さも勉強になりました。
それでは、また次回♪
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