お客さんは障害者。そんな専門デリヘルでの経験が豊富な著者が書く、さまざまな男性との出会い
第29回 『ブラとパンツ【前編】』
こんにちは。桂樹碧です。毎日暑いですねー。体の代謝機能を落としたくないので、暑い〜!と思いながら、扇風機だけで過ごしています。
この日のお仕事は、重度の脳性麻痺の方。プレイするホテルは、東名のインターチェンジに近いところで、自宅から近いところでした。なので現地集合。自転車に乗って近くのショッピングモールに止め、指定のホテルへ。まずは店長と合流です。
店長は接客の備品が入ったデリヘルバッグを届けてくれたんですが、実はこのときはまだ私が入店して間もなかったので、お客さんと無事に合流できるか心配……という気持ちのほうが大きかったようです。
お客様は介護タクシーを使ってホテルまでやって来ました。介護タクシーというのは、小型のバンで、後部座席にあたる部分に車椅子をそのまま乗せられるように改造したタクシーです。ドライバーさんのほかに介助者つきで、二人とも慣れた様子。しかも店長とも顔見知りのようでした。
介護タクシーが、障害者のデリヘル利用の一端を担っているのがよく分かるエピソードかと思います。なお、お客様も既に何回もうちを利用されている常連の方でした。年齢は40代前半ぐらい。
「こんにちは、あすかです。今日はご指名ありがとうございます」
「よ、よ、よろ、しく」
お客様は重度の言語障害もお持ちで、私が障害者専門デリヘルに勤めてからそう日が経っていなかった頃なので、会話をするのが大変でした。ゆっくり話してもらえば、なんとか聞き取れるんですけどね。
ホテルには例によって段差がありましたが、一段だけだったので、私のサポートだけで楽勝で越えられました。部屋に入ったところで、店長に連絡を入れてプレイ開始。
「き、き、の、う、にゅ、入浴 か、介助してもらったから、お、お風呂入らなくても、だい、大丈夫?」
「はい。洗浄綿を持って来ていますから、大丈夫ですよ。それじゃ、私、シャワー浴びてきますので、その間にベッドに移ることできますか? 着脱のお手伝いは大丈夫ですか?」
「はい。つ、っつたい歩きができる、の、ので、大丈夫。服もも、着替え、られる」
「それでは、シャワー浴びてきます」
ザッと髪をまとめあげて、シャワーを浴びて部屋に戻ると、すでにベッドの上にお客様は横になっていました。
「それでは、洗浄綿で拭きますね」
まだ勃起していないおチンチンを丁寧に拭きました。
「お、おマンコ舐めたい」
それなら69だろう、と思ってお尻を顔に向けてフェラを始めようとしたとき、
「こ、こ、これ、何?」
指でラビアに付いているピアスを引っ張られました。
「ピアスですよ。痛くないので、舐めるのは大丈夫です」
お客様が興味深げにおマンコを舐め始めました。
「い、痛い!!」
急にピアスを引っ張られて、フェラを止めました。
「ご、ご、ごめん。口が、かっってに」
脳性麻痺だと、自分ではコントロールできない、不随運動があります。これには対処しようがないので、ピアスを入れている自分が悪いということになります。
「ピアス、今は外すことできないんですよ。ですから、ラビアのピアスの辺り避けてください」
そう言ってプレイ再開。何回か強くピアスを引っ張られて、声が出そうになりましたが、そこは痛みに強いM女ですから、我慢、我慢。
いい具合に勃起してきたので、フェラに移行。無事に射精に導けました。洗面台に精液を吐き出して、イソジンでうがい。ベッドに戻って雑談タイムです。
お客様にピアスのことを聞かれて、「御主人様の命令なんですよ」と言ったものの、お客様が肝心のSMをご存じなくて、話があまり噛み合いませんでした。ま、普通の人から見れば、変なところにピアス入れている女としか思えないですよね。
店長からプレイ終了の電話が入って、私はもう一度シャワーを浴びました。予想通り、ラビアのピアスは傷になっていて、シャワーのお湯が染みました。バスルームから出ると、お客様はお一人で着替えと車椅子への移動を完了させました。下着姿になった私を見て、
「ぱ、パンティー、ブラジャー、欲しい」
と、おっしゃいました。確かにオプションで下着持ち帰り、というのがありましたが、事前に言ってもらうことになっていたので、今回は無理です、とお断りしました。
「そ、それじゃ、次のとき、パンティー、ぶ、ブラジャー、欲しい」
「お店の方にオプションとして下着持ち帰りサービスがあるので、申し込みしたときに店に伝えてください」
「は、はい」
そして数ヶ月後、また指名いただいたのですが……。
続きは次回で♪
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