
- 本当にあった私の体験談 VOL.627
- 彼氏を本気にさせた、ソープの年配男子従業員
- 東京都 菜 23歳
- こんにちは。ソープ嬢です。彼氏はソープのボーイです。終わってるって? それは理解してますので、まあ聞いてください。ちなみに私が在籍している店と彼氏が働いている店は違います。
彼氏はこないだまでデリヘルのボーイだったのですが、そのデリのオーナーが突然バックレて職を失い、私の「やっぱ働くなら箱型のほうがいいよ」というアドバイスに納得して、ソープで働くことに決めました。
ホームページに男子従業員募集と出している店に電話すると、面接して採用決定! 彼氏がネット(パソコン)ができるというのが即採用の理由だったようです。
なのに、彼氏はソープで働くようになってすぐ、家に私といるときはだいたいお店やほかの男子従業員の文句を言っていました。でも、あるとき急に、一人の年配の男子従業員の言葉に感銘を受けたらしく、やたらその人のことを話すようになったんです。
きっかけは、その年配の従業員が女の子と個室に向かうお客さんを見送るとき、どんなお客さんに対しても両膝をついて大きな声で「お時間までごゆっくり、いってらっしゃいませ〜」と丁寧に言ってるのを見ていて、思わず「よくそんな同じ言葉を何回もテンション高く言い続けられますね」と聞いたらしいんです。
私はそれを聞いて、あんたバカでしょ? と思いましたが、でも年配の従業員は怒りもせずにこう言ったんだとか。
「バカヤロウ! オマエにとっては1日に何度も聞かされるおんなじ言葉かもしれないけどな、お客様とは一期一会なんだよ。毎日、何度も何度も繰り返すからって、流れ作業のいい加減な言葉だったらお前はこの店にまた来ようと思うか?」
ドドーン! おじさんの当たり前っちゃー当たり前の言葉が、それまでいい加減だった彼氏の心には大きく響いたようで、なんだか心を入れかえて仕事に張り切っているようです。
純粋というかバカというか、流されやすいというか……。これで気づきましたが、ソープの男子従業員に「もうこの人いらないんじゃないの?」と感じる年配者がいるのは、客受けを良くするためなんでしょうかね。
まあなんでもいいですけど、私たちを稼がせてほしい、そして彼氏は、ちょっと目覚めたんならソープじゃなくてカタギで働いてほしいわ、と思う私でした。
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- らぶぼにーた編集部
大きな声で「お時間までごゆっくり〜」と送られることは、実はお客さんにとってちょっとしたソープの醍醐味のひとつかもしれませんね、非日常を味わえるというか。体験談が掲載された菜さんには商品券を贈ります! みなさんも、男子従業員のちょっといい話など、聞かせてください。
- No Title
彼氏もあなたにかたぎの仕事してほしいだろうね
- No Title
オーバー気味の対応は意外と悪くは思われないし、返って心地いいものです。 ソープ引退して、接客業をしていますが一期一会に一生懸命になれるのはどの世界も通じるものがありますね。 数年ぶりに覗かせて頂きましたがとてもいい話で面白かったです。彼氏さん、経験をバネに頑張ってもらえるといいですね。
- No Title
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