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本当にあった私の体験談           誰にもいえない、みんなに言いたい、ウソのような本当の話! え、うそ? そんな話は信じられない? でも信じてほしい、聞いてよ、聞いてよ! 私の内緒話。見知らぬ人にだけ伝えたい話がある。本当にあった私だけのとびっきりメモリー。

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本当にあった私の体験談 VOL.506
鬼は外! 老人のすねをかじる無職女の今

愛知県 杏 25歳
2年前の節分、実家でお金が無くて困っていた私は、祖母が住んでいる地域の豆まきに出かけました。なぜなら、豆まきが行われる神社では、お参りに来た人にビニール袋に包まれた豆をまくのですが、中にはお金が入った袋もあるんです。

子供の頃には毎年お参りして、楽しみにしていた行事。しかも、お金が入っている袋の特徴も知っていました。なので、5000円はゲットしてやる! と張り切って自転車をこいで行きました。でも、結果は散々。

お金が入ってそうな袋を猛然と追いかけていたら、ほかの参拝者とおもいっきりぶつかって転び、社務所に運び込まれることに……。さいわい大きな怪我はなかったのですが、お金は1円も得られず、豆とお餅をもらってしょんぼり帰途へ。

そこで、久しぶりに祖母の家に寄ろうと思いつき、別にいらない豆と餅を「おばあちゃ〜ん、節分の豆と餅もらってきたから食べなよ」と不用品処理しました。でも、それが思わぬ好転。祖母が、久しぶりの再会を喜んで、おこずかいをくれたんです。

いくらお金に困っているとはいえ、大人になってまで祖母からもらうなんて後ろめたい気持ちになり断りましたが、祖母は「年金が出るから心配するな」「なによりも杏ちゃんに会えたことがうれしいからお礼だよ」とお札を私に握らせました。

そのときの私の気持ちは正直、助かった〜! でした。そして、今後はこんな気持ちを抱かないように、真面目に仕事(風俗)を探して稼ごう! と心を入れ替えたのです。でも、そんな決心も長く持ちません。それからというもの、年金支給日が過ぎると祖母の家に行き、おこづかいをもらうのが習慣に。

そしてある日、いつものように祖母の家に“集金”。「おばあちゃ〜ん、会いに来たよ〜」と自分の家のように勝手にあがりこみました。居間にはテレビがついていましたが、祖母の姿は見えず。でも、コタツの上はご飯の途中っぽかったので「台所かトイレかな?」と思いコタツに入ったんです。

そこで気づきました。コタツの上のご飯やおかずが古いんです……。私は「まさか」と思い祖母を探したら、トイレのすぐ外に倒れている祖母が! すぐに救急車を呼んで病院に行くと、さいわい頭や脳の異常ではなく、転んで足の骨が折れて動けなくなっていたとのことでした。

病院で処置後、入院して衰弱から回復した祖母が私に向かってかけたのが、「そろそろ杏ちゃんが来て助けてくれると思っていたから、何も怖くなかった」というような言葉でした。私は、自分の馬鹿さかげんに大泣きし、自分がなぜ、よく祖母に会いに行っていたかを告白しました。

でも祖母は「いいのいいの」と私の背中をさすってくれました。これがきっかけで、さすがに今は真面目に風俗で働いいます。祖母は、骨折がきっかけで足が悪くなり、親戚で協議して老人ホームに入れられました。いつか、祖母に誇れる仕事に転職するぞ(笑)!
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らぶぼにーた編集部

お金目的とはいえ、定期的に会いに行っていたことがさいわい。去年話題になった、無縁社会的なエンディングを心配しましたが、良い方向に向かって胸をなでおろしました。体験談が掲載された杏さんには商品券をお贈りします! みなさんも、お金に関するえげつない話、ぜひ教えてください。

No Title

でもひどいね・・

No Title

健気なおばあちゃんがかわいそう‥これからは大事にしてあげてほしいです

No Title

25歳ならまだ間に合います。 貯めたお金で専門学校にでも行って、就職してください。 私の友人も26歳から2年制の専門学校に行き、一般企業の正社員として就職していました。 綺麗なお金でおばあさんに何かプレゼントしてあげてください。

No Title

いい話のような、いやな話のような。心に残る話だな。

No Title

結果オーライじゃん。 私はいい話だと思う。

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