- 本当にあった私の体験談 VOL.388
- ソープ嬢の愛は民族を超える！
- 神奈川県 チサト 28歳
- 先日､昔の本指が久しぶりに来てくれたので､彼との思い出をメールします｡
彼が初めて私に入ってくれたのは4年前｡今は顔出しＮＧの私ですが､4年前は顔出しでネットや雑誌に出て､アピールしまくっていました｡彼は､私の取材が載ってたソープ情報サイトを見て来てくれたのでした｡
と言っても､彼がそのソープ情報サイトで私の記事を読んだのは今から7年前！ つまり彼は､実際に私に入るまで3年間もネットだけチェックしてたのです｡これだけ言うと､ネット上の私を3年間もオカズにしてたキモい男みたいですが､彼には事情があったのです｡
彼は上海から留学してきた大学生で､生活費をバイトで稼いでいるので遊ぶお金が少ない｡あとやっぱ中国人ということでソープに来ていいものか迷っていた｡そして真面目だから両親に留学させてもらってる身でソープになんか行けない！と我慢していたそうです｡
でも､とうとう来たのは大学を卒業間近だったから｡上海に帰る前に､私に入りたかったようです｡彼いわく｢とうとう日本にいて､恋人できなかったね｡日本の女の子は友達にはなってくれるけど､僕ダサいから恋人にはなれないです｣(中国人ぽくセリフ演出^^;)みたいな｡
しかも､同じ留学生の中にも女の子はいたんだけど､その子たちともつきあえなかったみたいで､彼､童貞だったんです｡はっきり言って､個室に案内して彼が自分は中国人だと言った時点で､かなり警戒してたんですが｡
必死に､なぜ私に入りに来たかという理由を述べる彼がかわいそうというか､その真面目さが伝わってきて､話を聞くうちにかなり同情｡丁寧に女の扱い方を教えてあげました｡
そして､ソープのよさを味わったら我慢できなくなったのか､その後は卒業まで5回くらい通ってくれたのかな｡
彼は7年前にネットで私を見つけて､｢なんでこんな美しい(すいません^^;)女性がＨなポーズしてる？｣とソープについて調べ始めたそうです｡そしてとうとうソープで何ができるか知り､本当は行きたいけど､我慢する状況に……｡
さらに｢調べてたとき､とても日本語の勉強になりました｣とのこと(笑)｡卒業式を終えて帰国する前日も来てくれたんですが､真面目で優しい彼との別れに､私もちょっと感極まって､1万円をお祝いとして返しました｡
あれから4年､彼が久しぶりに来てくれたんです｡しかも今では顔出しＮＧの私を探し当てて｡まあ､今も前と同じ地域の別の店で､前と同じ源氏名でソープ嬢やってるから見つけやすいといえば見つけやすいんですけどね｡
彼の予約が入った日､店長から確認があったんです｡｢なんだか○○(彼の偽名)様というお客様から『チサトさんは4年前に『★★★(前の店)』にいたチサトさんですか？』と質問の電話があったんですけど｣って｡
彼はなんと｢もしチサトさんが元『★★★』のチサトさんなら､僕は前の店で彼女のお客さんだったから本指名になりますので……｣と､紳士な遊び方を……｡当日､お出迎えすると彼は､折り目正しいスーツを着たデキる男っぽくなってました｡
個室に案内すると､今日はプレイはいいと彼｡服を着たまま､会話だけで2時間を過ごしました｡彼はその日､なんと日本に婚約者と婚前旅行に来ていたのです！ だから｢もう奥さん以外とするなんてダメですね｣｢でも､結婚する前にもう一度だけチサトさんに会ってお礼が言いたかったよ｣と……｡
私は結婚祝いにと､また1万円を返そうとしたら､かたくなに受け取らなかった彼｡その日はキスもせず､私から懐かしさで彼の手を握ったのと､帰り際に彼から握手を求めてきただけでした｡
｢ホントにお別れですね｣と言われて､私は思わず泣いてしまいました｡長くソープ嬢やってると､こういういい話はときどきあるんですが､これは私のとっておきです｡○○さん､お幸せに！
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- らぶぼにーた編集部
3月のテーマ｢別れ｣にピッタリなお話でした！ 体験談が掲載されたチサトさんには商品券をお贈りします｡いい話なのはもちろん､演出が効いた中国人ぽいセリフも楽しく読めました！ みなさんもお客さんや彼､退店にまつわる思い出など､｢別れ｣に関する体験談をメールお願いします｡｢お薬､ドラッグ｣に関する体験談も募集中です｡
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