- 本当にあった私の体験談 VOL.338
- ソープの接客でいちばん､私を幸せにしてくれた彼
- 東京都 小町 23歳
- 田舎から一人で上京し､ソープで働いています｡ぜんぜん方言が抜けなくて､人と話すのに気おくれしていた私｡店の女の子ともなかなか親しくなれず､お客さんに対しても積極的になれないので､そのうちシャイな子というイメージになってしまい……｡
でも､そういう子を好むお客さんもいるものです｡なのでそういうアンケートや評判を聞いて､店もそういうイメージで私を紹介し始めたものだから､店では本当じゃない私を演じ続けました｡
どんどんつのっていくストレスと､実家に帰りたい気持ち｡でも､大きな借金を返すためにソープに入ったので､それもかないません｡ある日の帰り､私は誰かと話したくて､出会い系をやりました｡
そして､地元が同じ都内にいる男の子と会ったんです｡彼は料理の専門学校に通いながら夜はバイトでホストをやっていました｡駅で待ち合わせて､久しぶりに地元の方言で話して､とても嬉しい気持ちになりました｡
とりあえずお茶しに行ったんですが､私はとたんに周りの人の耳が気になって､方言の交じった会話ができなくなり……｡私のテンションが下がったことに気づいた彼は心配してくれ､事情を話すと｢女の子っぽい悩みだね｣と慰めてくれました｡
そして｢分かった！｣とひとりで手を打つと､｢オレがバイトしてるホストクラブに行こう！｣と誘ってきたんです｡初回は安く飲めるし､今日は地元の子と会って懐かしいから｢オレがおごる｣って満面の笑み｡
彼は､専門学校やホストクラブでいろんな人と話すうちに方言が抜けてきたそうで､だから｢いろんなホストと話せば自然と今っぽいしゃべりができるようになるよ！｣という彼の提案に乗って､私は初めてホストクラブに行きました｡
とっても楽しくて､みんなで私のイントネーションを直してくれて､東京に来て初めて心の底から笑いました｡そして私と彼は､つき合いました｡ソープ嬢ってことを告白しても､彼は受け入れてくれたんです｡
でも､ホストとソープ嬢のカップルなんて､やっぱりうまくいかないものなんでしょうか？ ほかの人たちはどうなんだろう？ 彼は専門学校よりもホストのバイトにハマり､ハマった挙句に売り掛けが払えなくなって飛びました｡
しかも､ホストクラブの寮に忍び込んで､お金まで盗んで……｡私も返済にあてるお金以外をけっこう貸してたので､ショックでした｡しばらく気持ちが落ちて何もしたくありませんでしたが､返済は待ってくれず､私はお金だけを気持ちの支えにして出勤しました｡
そして1年がたち､先日ついたお客が､彼でした｡彼がホストを飛んだ理由は､実家のお父さんが倒れたからだそうです｡そしてそのまま亡くなって､ショックで｢何もする気がなくなって､1年がたっちゃったんだ｣って……｡
彼は､お父さんが残した料理屋さんを継ぐため､関西の叔父さんのお店に修業に行くそうです｡その前に､私に会いに来たんだそうです｡彼はひたすら謝っていましたが､私のことを｢まだ好きだ｣と言ってくれました｡
私もまだ彼のことが好きです｡ソープの接客で､このときほど幸せな時間はありませんでした｡｢借金の返済が終わったら関西に来てくれ｣と言われました｡私は彼が好きですが､一生を添い遂げられる相手かは､まだ分かりません｡
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- らぶぼにーた編集部
体験談のラスト､｢好きなだけじゃ結婚はできない｣ていうことを示してるんでしょうか？ うーん､深いお話です……｡みなさんも､心に残るお客さんの話､聞かせてくださいね｡体験談が掲載された小町さんには商品券をお贈りします｡
- 彼は
ちゃんとプレイ代払ったよね？
- 名無しさん
たとえ、男の言ったことが事実であったとしても、私ならそいつを絶対信用しない。
- ただ
出会い系で客を呼ぼうとしただけだよね
- 一時の男として忘れるべき
自分の店に誘ったのは単なる宣伝活動だし、 ホストクラブなんだから楽しい思いが出来るのは当たり前。 どんな事情が有るとしても店の金を盗む様な人間とは、一緒になって幸せになれるとは思えない。 本人が本当に悪いと思っているなら小町さんに借りた金を返した筈。一緒に来てくれと言ったのは多分小町さんの稼ぎ目当てでしょう。 こんな男より良い男には今後も幾らでも出会えますよ。
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