
- 本当にあった私の体験談 VOL.317
- ソープ嬢の、メールにまつわる恋愛談
- 東京都 ブラウス 25歳
- ソープ嬢です。あるとき、店の在籍の子の写真をいっせいに新しくするので、店指定の写真スタジオに撮影に行かなきゃいけないってことがありました。なかなか予定が合わず撮ってなかった私は、店長にせかされて仕事をあがった夜中に撮影に行くことに。
スタジオの近くでタクシーを降り、店長に教えてもらった番号に電話すると、男が出ました。カメラマンです。電話で道案内をしてもらって、スタジオに着きました。そこにはもう、カメラマンの彼しかいなくて、私を撮ったら今日の業務は終了!って雰囲気。
何事もなく撮影は終了し、身支度を整えながら写真をチェックしていると、カメラマンのほうは帰り支度ができてしまったようなので、私もそそくさと荷物を片付け、一緒にスタジオを出ました。
タクシーの通る大通りまで、彼と話しながら歩いていると、彼の家が私の帰り道の途中だと分かりました。なので、私は「タクシー代おごりますよ。こんな夜中に撮影してもらったんだし」と一緒のタクシーで帰ったんです。
タクシーの中で彼に、カメラやスタジオの仕事について質問してると、彼は「あのスタジオにいるのは生活のためです」「今の日本の写真業界は……」うんぬんと話がネガティブ方向に。
そして、彼が「本当は毎日毎日、あんなスタジオにこもって女の子撮ってたくないんですよ」と言ったときにはカチンと来て、「ソープ嬢やってる私が言うのもなんだけど、そんな考えじゃいい写真撮れないんじゃないですか」と説教してしまいました。
彼も、思わず自分が失礼なことを言ってしまったことに気づいたらしくすぐに謝ってきましたが、雰囲気がぎこちなくなり、その後は無言のまま別れました。でも次の日、携帯にショートメールが何通か来ました。彼からです。
「失礼だと思ったんですが、携帯会社が一緒のようなのでメールしました。昨日は本当にすいませんでした。○○さん(←私の源氏名)の言うとおり、後ろ向きな考えでいい写真が撮れるわけありません。ありがとうございました」
私は「気にしなくていいよ」的な返信をして、それから暇なときに彼にメールするようになりました。まあ、客以外の男と出会うチャンスなんてあまりないので、寂しさでメールしてしまったんです。
そして、私と彼は付き合いました。私のほうが、好きになったんです。彼は、私をモデルに写真を撮ってコンクールなどに応募し、小さな賞に引っかかりました。幸せな日々。でも突然、彼は私のもとを去りました。ショートメールが着信。
「今の生活は本当に楽しいけど、このままじゃ僕は、夢を実現できない気がします。スタジオも辞めました。しばらく外国に行ってみようと思います。ごめん」
それから2年たちますが、私はまだソープをあがれていません。彼は夢に、近づけているでしょうか。彼の番号に、メールはいれてません。外国に行ったなら、携帯を解約してしまってるかもしれませんが、いつか彼からのショートメールが着信するんじゃないかと、少し期待している自分がいます。
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- らぶぼにーた編集部
う〜ん、彼をネガティブ思考から立ち直らせたのはブラウスさんだけど、彼はもっと前に行ってしまった……て感じの恋愛談でした。淡々とした文章から、彼への愛情が感じられました。体験談が掲載されたブラウスさんには商品券をお贈りします。
- 主は
フツーに騙されてフラレただけじゃん。 まぁ気づかない方が幸せか。
- 一般女性
何か古い時代の純文学を読んでいるようなお話。可哀相ですが彼はあなたを恋人と思う以上にあなたをメンタルな部分で接触出来る数少ない心の友と思っていたのかも知れません。あなたが風俗のお仕事をしていなければ静かに愛を深めていけたかも知れません。あなたがソープ勤めをされているのでズルズルと関係を続けていることに不安を感じ彼はピリオドを打ったのでしょう。あなたは接客と称しお客さんにご奉仕し体を開くことに抵抗がなくなっているかも知れませんが一般の男性にとってはそれは大変に重たいことなのです。あなたに今出来ること。それは一日も早くソープをやめること。そして元ソープ嬢という一生決して消せない負のレッテルを見事に払拭できるぐらい魅力的な素敵な清潔感溢れる女性になることです。それしかありません。
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