
- 本当にあった私の体験談 VOL.308
- 住む・遊ぶ・働く! 便利な街の落とし穴
- 東京都 honoka 22歳
- ある忙しい日、何人目かの接客でお出迎えに行くと、あろうことか顔見知りの男性にあたったんです。その男性は、私がよく行くカフェの店員さん。
私が働いているソープは繁華街にあり、この辺りは沢山の人やビルや店がゴチャゴチャしています。住んでいる場所もそこからそう遠くないところなのですが、その店員さんのいるカフェは私が出勤前に寄るのに場所も便利でよく利用していました。
場所が便利、雰囲気もステキということもありますが、カフェに通っていた一番の理由はやはりその店員さんがいたからです。注文する時には、彼のあまりにも爽やかな笑顔につられて、私も自然と笑顔になってしまうほど!
とても好感が持てるカッコイイ人でした。何度も通ううちに、少しずつ仲良くなり、最近は軽く世間話をするくらいまでになっていました。どうこうしたいとは思っていなくても、私ははっきりと彼に対して好意があったと思います。その彼が……うちの店に来るなんて!
かなりビックリしました。プライベートでそういう関係になれたら嬉しいんだけど、客と嬢として会うなんて、ただただ気まずい思いでした……。とりあえず「本日はよろしくお願いします」と挨拶をし、彼を見るとどうやら彼の方も居心地が悪そうな感じです。
気がつかないフリも考えましたが、部屋に入ってからは、思い切って私の方から彼に聞いてみました。「ビックリしましたよ」とかなんとか……。その流れで、「よく来るんですか?」と聞くと、彼の答えはバカ正直に「ええ、給料日あとだいたい……」と。
聞いた後になって失礼な質問ではなかったかな? とも思いましたが、それよりもこんなに爽やかで若くてカッコイイ人もソープに通ってるということがショックでした。それに、彼が私の店写真を確認した時に、写真の子が私だということに気が付かなかったこともショックです。
その日は、世間では全体的に給料日。うちの店も盛況だったんですが、彼もまた給料日ということで、わくわく気分でソープに来ていたんですね……。
プレイは何事もなく終えましたが、その後は私がカフェに行くことも、彼が私を指名することもありません。でも、彼の来店からその後、私は店からの帰り路でカフェの前は通りづらく、裏道を通ると、ゴミを出しに出てきた彼とバッタリ会うということがありました。
こんなことがあって考えてみたら、この街を歩いていて、けっこう知っている人や、知っていなくても何度も見たことのある人とすれ違うことがあることに気がつきました。
よく行く古本屋の店員とは、コンビニやゴミの日にときどき会うし、スーパーでよく顔をあわせるおじいさんが、確定申告にいった税務署で同じ列に並んでいたり……。
住む・遊ぶ・働くなど、なんでも一箇所で済む街って便利なので気に入っていたのですが、これを機に職場か自宅のどちらかは、別の地域にしようと思いました。
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- らぶぼにーた編集部
風俗街で「住む」&「働く」が一緒なのはよくあることですが、そこに「遊べる」も加わる繁華街では、知人に会う確率も上がる? でも彼に会っちゃった原因って、彼がソープのヘビーユーザーだったのも関係ありそうですね……。体験談が掲載されたhonokaさんには商品券をお贈りします。
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