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本当にあった私の体験談           誰にもいえない、みんなに言いたい、ウソのような本当の話! え、うそ? そんな話は信じられない? でも信じてほしい、聞いてよ、聞いてよ! 私の内緒話。見知らぬ人にだけ伝えたい話がある。本当にあった私だけのとびっきりメモリー。

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本当にあった私の体験談 VOL.277
きっかけは、今年の冬の寒さ

東京都 うぐいす 26歳
上京してもう10年が経つけど、婦人科以外ではまだ一度も医者にかかったことがない。だから妙に寒い今年の冬も元気で当たり前、風邪なんてひくはずない。そう思っていたら人生で初めてのインフルエンザになってしまいました。

具合が悪くなる前、ちょうど3連休があって、私はのんびり過ごしていた。今思えば、体がなんとなく重くて節々が痛いような気もしたけど、もとが健康で丈夫なこともあって、ただ疲れが溜まっているだけなんだと思ってたのに。

だけど連休明けの日、目が覚めたら体がおかしい。すごく体が熱いし、ダルイし、もう起き上がることすら億劫でした。

とりあえず店には連絡入れなきゃと思って、携帯を探した。普段、物を決まった場所に置いて整頓する習慣のない私は、携帯を探すのもひと苦労だった。結局はベッドと壁の隙間に挟まっていたけれど、充電切れ……。

充電器も探して早く電話かけようとしたけど、見当たらない。しばらく探しても出てこない。焦りもしたけど、面倒臭くなってきたのと、体の具合が悪いのとで、もう、店は無断欠勤でもいいやと思った。それから私は次の日の昼までずっと寝てました。

次の日、体調は最悪だったけど、部屋のチャイムの音とドアの方から聞こえる物音で目が覚めた。こんな時にうるさい。どうせ勧誘かなんかだろうと思ってしばらく無視してたけど、しつこかったので起きて玄関まで行った。

ドアの穴から見ると、そこには店長と店の女の子がいた。最初はなんで? と思ったけど、二人は私を心配して来てくれたのでした。

ドアを開けて話すと、店長は普段、いちいち細かくて出勤にも厳しい人だったのに、連絡なしで休んだことを全然怒っていなかった。むしろ、「普段きちんと出てくるのに、おかしいと思って」と、私に優しい言葉をかけてくれたんです。

同僚の女の子も、「店長が行くって言ったけど男だけで家に行ったら悪いから私も来たの」と、私を気遣ってくれていた。

私が体調を崩していることが分かると、店長の車で病院に連れて行ってくれた。私はその病院でインフルエンザということが分かりました。なんと熱が40度もあった。こうして病院に連れてきてもらって、薬をもらっていなければもっと熱があがって苦しい思いをしたかもしれません。

私はどちらかと言えば、店長に嫌われている方だと思っていたし、来てくれた同僚の子も特別、仲が良いわけではなかった。なのですごく驚いた。それに、こんなにも人の親切をありがたいと思ったことはありません。

今まで私は、店は稼ぐだけとしか思っていなかったけど、これからはもう少し、自分から心を開いたり、困っている人がいたら助けてあげたり、そういうことができる人になりたいなと思った。

その同僚の女の子とは普通に友達になれた。東京に来て、風俗で働いて、あまり友達なんてできなかったので、嬉しかった。苦しかったけど、インフルエンザのおかげでいろいろと気づくことや、人のつながりの大切さを知りました。

あと1年くらいがんばって、あがれるようにしたいです。独り言のような文章ですが、風をあがる宣言のつもりで書きました。
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心が

温まります。頑張りましょうね(^-^)/

寒い冬

暖かい飲み物をもらった気がした、健康の時には気が付かない優しさ。頑張ってね。

ええ話だ

感動した(>_<) 風俗あがっても良い意味で忘れられない思い出になりますね〜

良い話☆

あなたが良い人だからですよ!常に真面目に出勤して突然来なくなったら心配されますよ〜良いお店の人達に恵まれて逆に羨ましいな〜

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