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本当にあった私の体験談           誰にもいえない、みんなに言いたい、ウソのような本当の話! え、うそ? そんな話は信じられない? でも信じてほしい、聞いてよ、聞いてよ! 私の内緒話。見知らぬ人にだけ伝えたい話がある。本当にあった私だけのとびっきりメモリー。

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本当にあった私の体験談 VOL.214
一文無しの私を救った天使

埼玉県 ゅぅき 21歳
私は地方出身で、あるとき親と喧嘩して家出をしました。東京の女友達を頼って上京し、最初は彼女の家に泊めてもらってたんですが、あまり長くもお世話になれないので、「どうしようかな〜」と思いつつ街をぶらぶら。

すると見知らぬ男にナンパされ、ご飯を食べながら事情を話すと、その彼A君が家に泊めてくれる雰囲気に。A君は日雇い派遣で少し働いては、しばらく遊ぶ生活。私も一緒に遊んでいましたが、「そろそろ自分でアパート借りなきゃ」と思い仕事を探し始めました。

A君が珍しく土曜日も仕事に行った日、私が部屋でキャバクラの求人情報を見ていると、アパートの管理会社の人が来ました。高圧的な態度で目の前に立つ彼が言うには、A君は「家賃を滞納しているので、彼と話がしたい」とのこと。

私が困っていると、管理会社の人は「外で待たせてもらいます」と道に止めた車へ……。結局、A君は深夜になっても帰ってきませんでした。管理会社の人は「今日は失礼します」と、かなりイラつきながら去っていきました。

次の日もA君は帰ってこず、私も「やばいかな〜」と思いA君のアパートから逃げました。お金はA君に頼りきりだったので、私の財布は空っぽ。キャバクラを探していた求人誌を調べると、歩いて行ける距離に店が! そこで事情を話すと体験入店させてくれました。

でも、キャバクラで働いたことなんてなかったので、結果は散々。お客さんやほかお姉さんに受けがあまりよくなかったようでした。お店からは「入店する気があるなら、もうちょっとがんばらないと」と嫌味を言われ、体験入店のお給料をもらいました。

その日は1人でラブホ泊まり。次の日の朝、別のキャバクラに面接のアポを取りました。それから私はドラッグストアに行き、試供品のコスメをもらってメイク。面接前にご飯でも食べようと財布を、財布を、財布を……!!

財布がありません! 「落とした」かと思い来た道を探したけど見つからず、「ダメだ」と思って東京の友達に電話をしたら、私の携帯止まってます!! そろそろ止まるとは思ってたけど、このタイミングで止まるなんて〜。

私は軽くパニックになり、思わず通りすがりのホストに「100円貸してください!」と大声でお願い。ホストは一瞬驚いてましたが、すぐに「100円くらいあげるよ」とめぐんでくれました。私は公衆電話から友達に電話。でも、公衆のためか微妙に拒否られて留守電……。

留守電に事情を話して「これ聞いたら折り返し電話ください」と公衆電話を切りましたが、そういや私の携帯止まってるじゃん! 私は完全にしょんぼり。「今日は野宿かな〜」なんて思ってると、先ほどのホストが、「どうしたの?」と声をかけてきました。

私は、一人ぼっちになった寂しさからから、ホストにすべての事情を話しました。すると、ホストは「じゃぁ俺の家に住む?」と優しい言葉を! 私は「まじで?」と半泣きでした。彼の仕事が終わる朝まで、私はファミレスで待ちながら、嬉しくて少し涙を流しました。

今の私なら、ホストの甘い言葉には裏があると考えるでしょうが、昔の私は世間知らず。でも、彼は私を客として店に連れてくなんてことはせず、携帯代を払ってくれて、「親に謝りな」と私の背中を押してくれました。

今はどこにいるか分かりませんが、彼のことはずっと忘れられないでしょう。この世にもし神様がいるとしたら、彼はきっと天使なんです!

なーんてキレイに話をしめてみました。本当にありがとう!
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エンジェル

お金ができたらそのホストの店に行って指名してあげてくださいね。

いや、だから

その彼の店がどこだか分からないんだって…

なんか

ステキだね☆

え…

キャバの人に嫌味言われた…って嫌味じゃないじゃない。説教してくれただけ有り難いよね

良い人

ホストでも良い人いるんだな〜なんかホストを最低な目で見てた自分が最悪に思えた…ホストだから悪いと言う考えは捨てました!(^^;)

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