
- 本当にあった私の体験談 VOL.152
- 突然飛んだ常連客の予約! やっきになって取った客は…。(前編)
- 東京都 mika 28歳
ある日、出勤すると店長に呼び止められた私。お店に、私の源氏名宛の手紙が届いたというのです。
店長は、キモい客からかもしれないけど、封筒の中身は便箋だけっぽいから自分で開けな、と渡してくれました。私も、キモッ!! と思いましたが、蛍光灯に封筒をすかして見ても、中に入っているのは便箋だけのようでした。
部屋に入って早速開けると、それは私の一番のお得意様、羽振りのいい中小企業社長からの手紙…。
そこにはまず、ソープ通いが奥さんにばれて、風俗専用の携帯を取り上げられた、とありました。手紙は、会社からお店のホームページを見て所在地を調べた、しばらく会いに行けないから、僕の予約を全部キャンセルしておいて。ゴメンね、とのことです。
それを読んで私は愕然! 当時の私は、週3日出勤で1日につき3本の接客を自分の中のノルマとしていました。しかも、日曜日の予約3本は、3カ月先まで彼のトリプルで埋まっていたのに…。
さー大変。私は、すべての枠を本指名で埋められるような、できる女ではありません。フリーにも付いて1本平均32000円として、32000円×3本×週3日出勤=1週間で28万8000円から、彼の予約分が一気に消えたのです。ノルマ達成時の収入から三分の一を失った私。さあ、このロスをどう埋めるか…。
まずは、彼の予約がすべてキャンセルになったことをフロントに報告。予約が埋まらなかったらフリー客を付けてね、と可愛くお願いしました。もしもまた、今回のようなことが起きたときのためにも、フリー客をなるべく多く本指名に育てていかねば!
さて次は、本指名のお客さんの中で、近い期間に予約を入れてない人に営業メールです。大半から返信がありましたが、すべての予約は埋まりそうにありません。
そこで私が打った最後の一手。これは我ながら名案でした。お店が掲載されている風俗サイトのスタジオに、店長に予約を入れてもらって写真撮影に行ったのです。
スタジオではカメラマンをはじめ、そこにいる人全員に愛想を振りまきました。取材には自分のできるサービスを正直に答え、最後に、私のことサイトの記事で扱ってくださいね、とお願いするのです。
この取材時に、自分のできるサービスを大げさに答えてはダメ。だって、記事を見て来たお客さんが、大げさに書かれた記事と実際の私のサービスにギャップを感じたら、本指名になってくれる可能性が低くなる、と思ったからです。
ただ、愛想や色恋はいくらでも使えるので、スタジオでもお店でも振りまきまくります。結果、見事に記事は掲載されました。あとは新規客ゲットと予約が埋まるのを待つのみ。
対策は功を奏して予約は徐々に埋まり、なんとキャンセル待ちになるお客さんも出たのです! そこで私は、普段はお休みの土曜日も出勤することにしました。1日4本をこなし、週4日出勤でがっつり接客。ひさしぶりに多くの新規客と出会い、人間って、みんな個性的だなー、と妙な充実感を得ていました。
そんなときに現れたのが、私のソープ嬢としての運命を変えた、ひとりの“ お客様 ”だったのです!!
しかし、フロントのボーイから入ったコールは…
「次、Gackt(ガクト)似のイケメンのお客さん行きま〜す」という能天気なもの。
階段の下でご対面したそのお客さんの、サングラスをかけた黒ずくめの細身は、確かにあの中性的な魅力あふれる歌手、Gackt(ガクト)を彷彿とさせました。その時点では私もお店も、彼女のことを完全にイケメンだと思っていたのですが…。
(事の真相は、後編に続く…)
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- 気になる〜
続き期待してます!
- 正直言って、店のホームページの
大げさな紹介文、あれやめてほしいと私は思ってます。お客さんが期待してくるんだもん
- 最後でネタばれ
”女のことを完全にイケメンだと思っていたのですが…。”って彼女って言ってるしw
- どうなんだろ
↑↑上の方、あたしもそう思った。 ただの打ち間違いと思いたい(^^;)
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