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- 群馬県 26歳 恋のダウンロード
私は、つい最近、2年半付き合った彼と別れました。
その彼は浮気がひどくて、5股6股、平気でした。それでも馬鹿な私は、彼に一方的にラブラブ。だから彼はいい気になって浮気しまくり。
でも私は、そのことで彼を咎めるのが怖かったから、様子がおかしいと思うと、すかさず携帯チェックするんです。
そして怪しいと思う携帯番号をみつけたら、赤外線受信ですべて私の携帯にメモリー、そして番号に電話をかけていました。するとやっぱり女性がでるんです。
「すみません、タカシとはどういう知り合いなんですか？」
「どうしてそんなこと言わなくちゃいけなんですか？」
「タカシといっしょに住んでるものだから、あの、しっかりこのことを話しつけたいんですけど」
私は、こうやって浮気相手の女を呼び出しました。
でも呼び出すのは、相手が憎たらしいから責めてやりたいという攻撃的な感情ではなく、彼がいったいどういう女を好きになるのか見てみたい、という好奇心のほうが数倍大きかったのです。
だから浮気相手と待ち合わせても、なぜか険悪な雰囲気になりません。それは浮気相手の女性も私と同じようなタイプの女性だからなんでしょう。だから話し合いも、だんだん愚痴みたいになってきて。
「あいつって『ごめん、もう絶対しない、これが最後だから。お前だけだよ』ていうけど、それでやめてくれることってないよね」
「あなたもそんなこと言われてるんですか。『私も本当に好きなのはお前のほうだ』っていわれるから信じるしかなくて」
「やっぱ、ほかの人にも言ってるんだ。ひどいヤツだね」
とこんな風に浮気相手と意気投合しちゃうんです。そのあといっしょにカラオケに行ってしまいました。
でもこういうことって1回だけじゃないんです。彼は本当に浮気がひどかったから、5回ぐらい浮気相手を呼び出しています。
どうやら彼の好きになるタイプはみんな押しに弱くて、釣った魚に餌をやらなくても、おとなしく生きながらえるコばかりだったみたいです。
憎き浮気相手だけど、同志、というへんなシンパシーを感じてしまうんですね。おたがい共通の被害者ですし、気持ちはよく理解できるし。
そして彼の浮気相手のコたちといっしょに話しているうちに、彼がとってもつまらない人に見えてきて、突然、熱が冷めたんですね。
彼の浮気相手3人と今でもいっしょにどこかに出かけたりするぐらい仲がいいんです。
彼はどうしようもない男でしたけど、皮肉なことにその彼のお陰で、友達が3人もできて、よかったと思います。
