
- 本当にあった私の体験談 VOL.113
- ふとももの上に座られても、椅子は口を開いちゃいけません
- 東京都 ちぃこ 27歳
以前「一晩で10回Hする」バイトの体験談を送ったちぃこです。また以前やった変なバイトを紹介させて頂きます。
6年前のある日、いつものように何の前触れも無く、変なバイトを紹介してくれる友達のFが突然電話をかけてきました。
「あ、ちぃこさん、お久しぶりでーす。突然なんですけど、今晩空いてますか?夜10時から夜中の2時か3時ぐらいまでで、10万のバイトなんすけどー。特別な事は何もしなくていいんす。楽なもんすよ」
変なバイトだとは分かっていましたが、そんな高額のアルバイトを断れるはずもありません。私は「うん。いくいくー」と即答し、夜の9時半にFが指定した都内の料亭のような場所に行きました。
「あ、キミがアルバイトの人ね、じゃあ、中に入って」
インテリ風のおじさんにうながされ、私は凄い場違いな感じの料亭の廊下を歩き、お座敷に通されると、部屋の中には裸の女の子が3人正座していました。
ええ!?何これ?何が始まるの?
「じゃあ、キミも脱いで、ちょっとそこに座っててね」
私は言われるがままに服を脱いで、彼女達の横に座りました。Fの美味しいバイトを受けるコツは、何もかも言われた通りにする事です。
誰も、何も喋らず、時間だけが過ぎていきます。そして、時計の針が10時を指すと、さっきのインテリが部屋に入ってきました。
「じゃあ、そろそろスタンバイしてね」
そう言ってインテリは去り、女の子達は無言でテーブルを囲んで正座したのです。私も彼女達の真似をして、無言で座ります。裸の女が4人でテーブルを囲んでいるような図になりました。
すると、中年のおっさんが4人入って来て、何も言わず正座している私たちのふとももの上に座り出したんです。
「痛っ!」
思わず私が声を漏らすと、私の膝に座ったおっさんが言いました。
「ん?気のせいかな、椅子が喋ったような気がするな」
すると、4人のおっさんは下品に笑いました。これで全てが分かりました。私たちは椅子なのです。椅子は言葉を発してはいけないのです。
周りを見ると、他の3人の女の子は皆、目を固く閉じて重みを我慢しています。
そこからはまるで地獄でした。おっさん達は何か難しい事を喋っていたみたいですが、私の耳にはまるで入ってきません。
そうして4時間が経過し、おっさん達はご機嫌な様子で帰っていきました。
ふすまが閉まると同時に、私たちは畳に横になりました。足が痺れすぎて動く事はできません。
隣に横たわる女の子に、私は言いました。
「凄い大変だったね」
「うん。でも、今日は短い方だし、無茶な事をしないから良いお客
さんだったよ。前なんて『背もたれを倒したいな』なんて言って凄い格好にさせられて、腰痛めちゃっ
たし」
ええ!?もしかして人間椅子のプロなの!?……世の中、色んな仕事があるものですね(笑)。
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- いいなー
あたしもやりたい!どぉやってそんな人と知り合うの??
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