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本当にあった私の体験談           誰にもいえない、みんなに言いたい、ウソのような本当の話! え、うそ? そんな話は信じられない? でも信じてほしい、聞いてよ、聞いてよ! 私の内緒話。見知らぬ人にだけ伝えたい話がある。本当にあった私だけのとびっきりメモリー。

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本当にあった私の体験談 VOL.94
リラの響きに騙された、タリラリラな私

  
東京都 ちかっぱ 27歳

グッチ、プラダ、フェラガモ、フェンディ、ドルチェ&ガッバーナ……

イタリアには数多くのブランドがあって、世界中の女の子達を魅了しています。私も世の女の子と同じようにブランド物が大好きです。あんな事件が起きても、ブランド物は私の心を捕らえて離さないのです……。

10年前、私がうら若き女子高生の頃でした。当時はエンコー全盛期。私も例外なく悪い友達とつるんでは、テレクラや伝言ダイヤルで自分を売り出す事に熱を注いでました。

そんなある日、私はテレクラで電話が繋がった男に、こんな話を切り出されました。

「実は俺、イタリアから日本に帰ってきて間も無いから、全然日本円を持ってないんだよ。もう明日にはイタリアに戻っちゃうから買い物とかは全部カードでやってるんだけど、キミにはカードで支払えないでしょ?だから、イタリアのお金を払うから、それでいいかな?」

イタリアのお金……。当時、日本から出た事の無かった私には全然ピンときませんでした。

「イタリアのお金って何?日本円にしていくらくれるの?」

「イタリアの通貨はリラだよ。うん。じゃあ、60000リラでどう?今は、10000リラが9000円ぐらいだから、50000円ぐらいにはなると思うけど」

50000円!!そんな美味しい話、逃す訳にはいきません。私は当然、即座にOKして、男との待ち合わせ場所に向かいました。

待ち合わせ場所には「LEON」に出てきそうな、ギンギンにキメたうさんくさ〜い親父でした。

「ブランドとか興味ある?俺、イタリアでブランド品の買い付けをしてるんだけど、もし興味があるんだったら安く売ってあげるよ」

「マジで!?ブランド大好き〜。シャネルのバッグほしいよ〜」

「こらこら。シャネルはフランスだぞ」

ブランドの力は偉大です。徐々にうさんくさい親父が、なんか、ちょいワルでデキる男に見えてきました。

そのまま私たちはサクッとホテルで一発かまして、親父からドサリと60000リラを受け取り、再会を約束して別れました。私は素敵なコネクションができた事にほくほくしつつ、その日は家に帰りました。

翌日、私は銀行に行き、外貨の両替を頼むと、窓口のお姉さんの言葉で夢から覚めました。

「現在のレートですと、10000リラが700円なので、全部で4200になりますね。そこから手数料を引かせて頂いて……」
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自業自得

あなたのしたことは立派な売春行為です。売春を行う女性は社会からも非常に低く扱われ蔑まれるものです。4000円程でも高いです。

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