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タッチ3 君が通り過ぎたあとに
- 【原作】あだち充
- あだち充の高校野球漫画『タッチ』を原作とするアニメ映画第3弾。甲子園を目指す主人公の上杉達也は、最後のチャンスである高校3年を迎える。しかし、そんな状況の中で野球部の監督が倒れ、代理として現れたのはOBで悪い評判のある柏葉……。野球部を恨むかのように厳しい指導をする柏葉の下で、達也は夢を叶えられるのか!?
だるさゼロカロリーの名作アニメ
こんにちはー、甘宮あまみです。日本のプロ野球で、記録更新中ですね! え、何よ? ですって!? ヤクルトのバレンティンが、かつて巨人の王さんが持っていた1シーズン55本のホームラン記録を抜き去って、記録更新中なんですよ!
子供の頃、ヤクルトファンだった私としては、ちょっと嬉しいニュースです。で、ふとバレンティンの年齢をチェックすると1984年7月生まれ。そしてこれから紹介するアニメ映画『タッチ3 君が通り過ぎたあとに』は1987年4月公開です。
バレンティンが2歳のときの映画……。今から4半世紀以上前の映画です。そう考えると古っ! と思いますが、今見ても輝きは失われていませんよー! ていうかみなさん、『タッチ』知ってますか?
高校野球を背景に、主人公とヒロインの恋愛を描く物語で、80年代を代表する漫画、アニメのひとつです。私はテレビアニメの再放送で『タッチ』に出会ったんですが、正直ね、ヒロインの南ちゃんが好きじゃないんですよ。というか、女子は全般的に南ちゃんが嫌いなはず。
まあそれは置いといて映画『タッチ3』です。ちょっと資料として見なきゃいけない映画をレンタルした際、お店で目に付いて「うわ懐かしー」と一緒に借りてしまいました。
それが運のつき……。当日に5回はリピートしちゃいましたよ! 2回目以降はBGM代わりに再生してただけですが。超おもしろかったです。でも、思ったのは「あれ? 『タッチ』ってここまでおもしろかったかな……?」。
子供の頃に見たのと、今ではやはり印象が違うんでしょうね。あと、南ちゃんが嫌いって思いも以前は少なからずうがった見方を助長していたのかもしれません。
また、この映画は、原作およびテレビアニメの後半のストーリーが総集編的にまとめられています。かなりのボリュームを一般的な映画のサイズである2時間に切り詰めているため、ストーリー展開に無駄が無いんです。これこそが超おもしろく感じた大きな理由でしょう。
映画『タッチ3』を見た後に最近のアニメなどを見ると、無駄な演出がだるくて消したくなるほどです。
あと、『タッチ3』には新キャラクターとして野球部に鬼監督がやってくるんですが、この人の登場シーンがかっこいい……。映画の冒頭、バッティングセンターで時速150キロのボールを次々とホームランにする様子を必要最低限の絵と音で映します。
そして最後、鬼監督が南ちゃんに言うセリフもかっこいい……。『タッチ3』は、主人公である上杉達也と南ちゃんの野球と恋愛の集大成であると同時に、この鬼監督の物語でもあると思う……、のは私が年齢を重ね、鬼監督のほうに共感できるようになってしまったから?
なんて疑いは胸にしまって、話題を少し変えます。現在、『タッチ』の続編である漫画『MIX』が連載中です。映画を見たあとに、思わずコミックスを買ってしまったんですが、こちらも無駄な演出が少ない……。セリフも少ない……。そしておもしろい……。
くぅー、天才・あだち充先生ーッ! と叫びたくなりました。
季節の変わりめ、だりぃ……と感じた暇つぶしに、『タッチ』いかがでしょう? 疲れた心身にもスッと入ってきて、テンション上げてくれますよ! 天才・あだち充先生ーッ!
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紹介者のプロフィール
【カモちゃん】
小学生の夏休み、自転車で日本一周を志し東京を出発。その晩は伊豆下田の親切な老人の家に泊めて貰うも、老人の“年齢の割に強い腕力”に屈してヴァージンを捧げる。翌日には泣きながら東京の実家へと舞い戻る。 しかし、幸か不幸か味をしめてカマ道一直線。現在は派遣でボールペンに芯を入れる仕事をしながら、日々同僚の苦学生に熱い視線を送る31歳。前科一犯。
【甘宮あまみ】
漫画家を目指してヘルスで働く女の子。日常の行動範囲はアパートとお店、本屋、画材屋、レンタルビデオ屋と狭く、疲れたときはネットを眺めるのが好きな準ひきこもり。漫画を描いてはいろんな賞に応募したり、出版社に持ち込みに行く積極性はある。お店年齢は21歳。


