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結婚しないと思ってた オタクがDQNな恋をした!
- 【著】カラスヤサトシ
- 漫画家、カラスヤサトシはいわゆるオタク。作品に一貫して自身の独身生活を描き続けてきた彼が、即同棲、そしてデキ婚といういちばん“らしくない”形で幸せをつかんでしまう。ひとりぼっちの漫画家に家族ができるまでの物語。2011年の年末、ネット上の一部で大騒ぎされたニュースの真相がここで語られる。
運命はどうなることやら
こんにちはー、甘宮あまみです。先日、『あなたは自分を利口だと思いますか?』という本を読みました。著者が難関大学の妙な入試問題に答える内容で、問題が妙なら答えもひと筋縄ではなくて、おもしろかったです。たとえば「運命とはなんですか?」という問題への答え。
もしもこの世が因果関係で成立していて、ニュートンの運動の法則が証明したように、ひとつの動きが導き出す結果は必ず予測できるのであれば、過去の出来事が必然的に未来を決定するので、人の一生は運命に支配されているようなもの、だがしかし……。
みたいな感じです。あと、何の問題への答えか忘れましたが、宇宙の話もおもしろかったです。これは多くの人が抱く疑問。宇宙は無限っていいますが、絶対にどこか終わりはあって、その終わりの外は何? これを思うとうんぬんかんぬん……、というような。
私たちの何気ない日常は、実のところ不思議なんですよね。でも、普段からそんなこと考えて生きていたら、何も進みません。とりあえず生活費は稼がなきゃ! と、情報サイトの中から適当に選んだお店で、素敵な出会いがあるかもしれません。
ここで登場するのが、今回紹介する漫画『結婚しないと思ってた オタクがDQNな恋をした!』。私が大好きな漫画家、カラスヤサトシ先生の最新刊です。先生は自分の過去や日常をネタにした四コマや、変な取材などを元に漫画を描いています。
カラスヤ先生はこだわりが強く、端から見たらいわゆるオタク気質。そのため、世の中の常識とのギャップがおもしろく、作品にもそれが活かされています。一般の人はカラスヤ先生の変な生活に笑って、オタクな人は共感したり。
『結婚しないと思ってた オタクがDQNな恋をした!』は、まったくモテない先生が、出版社が募集した女性とお見合いして彼女を見つけよう、という内容。カラスヤ先生はそれまで、つきあった女性はひとりのみで、いまどきの女性に苦手意識を持っていました。
なので、お見合いは失敗続きで、出版社の担当にも「キモい!」とダメ出し連発される始末。お見合い相手のなり手もいなくなって、モテを学びに取材に出かけたりしていると、漫画の企画とは別で彼女ができて、出会ったその日に同棲がスタートしてしまうんです。
彼女は、漫画家でありオタクの先生とは真逆と言える気質の持ち主。後に先生が語るには、今までは自分と趣味など好みの似た女性のほうが相性が合うと思っていたけど、好みって人それぞれでこだわりも強く、そこから関係に亀裂が入るもの。
むしろ性格などまったく違う人と過ごしたほうが、互いに発見があったりして楽しい、てなことをおっしゃってました。そして先生、なんと結婚もすませてお子さんも誕生。昨年の年末には、あのモテない漫画家が結婚? とネット上で騒がれました。
私もそれまで、先生の漫画を読みながらさしでがましいですが心配してたんです。この人、ギャラ安そうだし大丈夫かな〜、もうちょっと自分を抑えれば、彼女もできそうなのに、と。でも、素の自分のままで幸せをつかんだカラスヤ先生。これは、運命なんでしょうかね。
先生の漫画は四コマやショートですが、字が多いので読むのに時間がかかります。でも、それが時間つぶしにはピッタリ。通勤の電車や待ち時間に、オススメです。
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紹介者のプロフィール
【カモちゃん】
小学生の夏休み、自転車で日本一周を志し東京を出発。その晩は伊豆下田の親切な老人の家に泊めて貰うも、老人の“年齢の割に強い腕力”に屈してヴァージンを捧げる。翌日には泣きながら東京の実家へと舞い戻る。 しかし、幸か不幸か味をしめてカマ道一直線。現在は派遣でボールペンに芯を入れる仕事をしながら、日々同僚の苦学生に熱い視線を送る31歳。前科一犯。
【甘宮あまみ】
漫画家を目指してヘルスで働く女の子。日常の行動範囲はアパートとお店、本屋、画材屋、レンタルビデオ屋と狭く、疲れたときはネットを眺めるのが好きな準ひきこもり。漫画を描いてはいろんな賞に応募したり、出版社に持ち込みに行く積極性はある。お店年齢は21歳。


