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ガールフレンド
- 【著】しまおまほ
- 「ジッタン、どうしてわたしは生きてるの?」。小説家の祖父、島尾敏雄が出した答えとは……。著者のしまおまほは、高校時代に描いた漫画『女子高生ゴリコ』が話題となり、97年に漫画家としてデビュー。その後はイラスト、コラム、モデル(?)など活動範囲を広げ、何が本業なのか分からない状態に。多くの人に真似のできない道を歩む、彼女がつづる54篇。
自分を見直してみる
こんにちはー、甘宮あまみです。ただいま、地道なダイエットに挑戦中です。それは、食事ひと口を30回以上よく噛んで食べること。毎朝のように見ているNHK『あさイチ』の受け売りですが、なんだかいい物質が出てダイエット効果があるらしいですよ。
早食いを防げる上、満腹中枢が刺激されやすく、あまり噛まなかったころと比べて少量でお腹いっぱいに。実際、私は朝の食パンが2枚から1枚になりました。過去の自分の食欲を、あさましく感じているほどです。これで食欲の秋を乗り切るぞー!
さて、今回紹介するのはエッセイ『ガールフレンド』。著者のしまおまほさんは、97年に発売された漫画『女子高生ゴリコ 』で一躍話題の女性となりました。当時、高校生だったみなさんは「あぁ〜、あったあった」と記憶がよみがえるのでは。
私にとっては、夢見る少女の愛読雑誌『オリーブ』にコラムを連載していたお姉さん。そして後々、いろんなオシャレ雑誌などで見かけるようになりました。でも最近は、私が雑誌を買わなくなったせいか、しまおさんにとんとご無沙汰。
唯一、私がしまおさんの活動を知ることができたのが、土曜の夜にときどき聴くラジオ『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』でした。しまおさん、おもしろい話で楽しませてくれるんですが、私は実は心配でした。
「この人、ちゃんと収入あるのかな? ラジオのギャラ、そんな多くないでしょ」って。そんな、元オリーブ少女である私からの心配をよそに、しまおさんはしっかりエッセイを出版。正直、印税ガッポガッポと売れる本じゃないと思うので、私の心配は終わりませんが……。
でもこの本、読ませるおもしろい文章なんです。おもしろいと言っても、おもしろがらせるためにテンション高く書いた文章じゃなくて、真面目な硬い文章だから価値があります。しかも、けっこう文章がうまい。
私も久々に、硬い文章を書きたい衝動に駆られました。そして、自分の過去を真面目に残すことのステキさ。このエッセイ『ガールフレンド』は、しまおさんの周辺や、過去の思い出とそれに対する考察がメインです。
たとえば、私がブログを書くと、性格的にか毎日更新を目指してしまい、ネタがない日は適当に埋めてしまいます。営業ブログでもないのに、なぜにそこまで躍起になるのか、私自身も分かりません。
よく噛むことで早食いを直すように、もっと落ち着いて自分を考えたほうがいいんじゃないか。『ガールフレンド』を読んで、ふと思ったのでした。ありがとう、オリーブ少女の先輩、しまおさん。
みなさんも、ちょっと読みたい本が見つからない、というときは『ガールフレンド』、買ってみてください。
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紹介者のプロフィール
【カモちゃん】
小学生の夏休み、自転車で日本一周を志し東京を出発。その晩は伊豆下田の親切な老人の家に泊めて貰うも、老人の“年齢の割に強い腕力”に屈してヴァージンを捧げる。翌日には泣きながら東京の実家へと舞い戻る。 しかし、幸か不幸か味をしめてカマ道一直線。現在は派遣でボールペンに芯を入れる仕事をしながら、日々同僚の苦学生に熱い視線を送る31歳。前科一犯。
【甘宮あまみ】
漫画家を目指してヘルスで働く女の子。日常の行動範囲はアパートとお店、本屋、画材屋、レンタルビデオ屋と狭く、疲れたときはネットを眺めるのが好きな準ひきこもり。漫画を描いてはいろんな賞に応募したり、出版社に持ち込みに行く積極性はある。お店年齢は21歳。


