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泥だらけの制服
- 【著】楽しんご
- いじめ、性の入口、オカマとキャバ嬢の掛け持ち、そして芸能界へのチャレンジ……。テレビ番組『中居正広の金曜日のスマたちへ』で紹介され、視聴率20%を超えた壮絶ないじめ体験をはじめ、人気芸人となった楽しんごが、笑顔の裏側をつづる書き下ろし自伝。
バックボーンは見えない
こんにちはー、甘宮あまみです。みなさんは、独創的なセンスを持つデザイナーが作った服を着て自分をアピールしたい派ですか? それとも、Tシャツとデニムでもアピールできる自分を作りたい派ですか? ってまあ2択は難しいですよね。
今、おもしろくて注目している掲示板のスレッドが読者モデル関連で、そこに登場する人たちを見ていると、ちょっと違うんじゃない? と感じたり、でも読者モデルを安いギャラで使って経済がまわるなら正しいのかな? とかいろいろ思いがめぐって眠れません……。
さて、今回紹介するのは、お笑い芸人、楽しんごさんの自伝『泥だらけの制服』です。この本では、テレビの中の彼からは見えてこない、彼のバックボーンが披露されています。なかなか苦労してるんだな〜、と感心しました。
けっこう、世に出る人の中には、小バカにされてるけど経歴を知ると、「え、まじで?」と驚かされる人いませんか? 私が最近驚いたのは元国会議員の杉村太蔵さん。あの人、さんざんバカにされてたけど、高校のときテニスで国体優勝してるんですね。
やっぱり、何かでトップになる人は行動力が違うんだな〜、と思いました。郵政選挙という異常事態ではありましたが、国会議員に当選して、おもしろい話題もふりまきましたもんね。この経験もネタとなり、今もご飯が食えているという……。
話は戻って楽しんごさん。『泥だらけの制服』には、中学時代にいじめられた過去や、男性を好きになったきかっけ、高校卒業後は昼職とオカマバーやキャバクラを掛け持ちしたエピソードなど、彼の半生がつづられています。
プロフィールを見たら、彼は1979年、横浜生まれ。ちょうど、私にはこれくらいの年齢で神奈川出身の知り合いの子がいるんですが、彼女が話す神奈川のヤンキー話が恐ろしくて、楽しんごさんのいじめられ体験を読んでいて思い出しました。
彼女は、中学の途中で山梨に引っ越して、山梨のヤンキーは神奈川に比べたら月とスッポン。ここは天国かと思った、そうです。でも、神奈川での体験があるからこそ、ちょっとしたDV男に当たってもビビらないんだとか。これも経験のたまものでしょうか(笑)。
楽しんごさんの体験の中で、いちばん印象的だったのが芸能プロダクション詐欺にあったこと。彼は見事に引っかかっちゃったわけですが、芸能関連って詐欺と詐欺じゃない部分があいまいだと思うんですよ。
あるとき、私が見せられたのが赤ちゃんモデルのカタログ。電話帳みたいに分厚い中に、赤ちゃんの顔写真とプロフがズラリ。名前にはいわゆるDQNネームが目立ちます。これなんて、我が子を芸能人に! って親が高いお金を払って載せてるんですよ。
でも、その中で実際にギャラが発生する仕事をもらえる赤ちゃんなんて、絶対と言い切っていいくらいいないです。これって詐欺じゃないけど、かなりグレーだよな〜、と毎年あがってくるカタログを見て思います。
と、ちょっと『泥だらけの制服』の話が薄くなりましたが、読んで感じたことは、経験が大事だな〜、ということです。今、一歩を進む力は、過去の経験があってこそなんでしょう。当たり前だけど、再確認できてよかった……。
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紹介者のプロフィール
【カモちゃん】
小学生の夏休み、自転車で日本一周を志し東京を出発。その晩は伊豆下田の親切な老人の家に泊めて貰うも、老人の“年齢の割に強い腕力”に屈してヴァージンを捧げる。翌日には泣きながら東京の実家へと舞い戻る。 しかし、幸か不幸か味をしめてカマ道一直線。現在は派遣でボールペンに芯を入れる仕事をしながら、日々同僚の苦学生に熱い視線を送る31歳。前科一犯。
【甘宮あまみ】
漫画家を目指してヘルスで働く女の子。日常の行動範囲はアパートとお店、本屋、画材屋、レンタルビデオ屋と狭く、疲れたときはネットを眺めるのが好きな準ひきこもり。漫画を描いてはいろんな賞に応募したり、出版社に持ち込みに行く積極性はある。お店年齢は21歳。


