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よみがえれ! 老朽家屋
- 【著】井形慶子
- 東京・吉祥寺の人気商店街そばで見つけた昭和の一軒家。350万円で「終のリフォーム」ができた! 好きな街で暮らし続けるための住み替え術と、「減築」の考えにもとづいた家づくりの方法とは? 『老朽マンションの奇跡』の著者が新たに挑んだ究極の中古住宅再生ドキュメンタリー。
永遠にかなえない夢?
こんにちはー、甘宮あまみです。最近また、本棚を整理しています。なぜなら、地震を警戒して本棚を高くするのをやめたから。本当はキープしておきたい本がけっこうあるんですが、家のスペース確保のために泣く泣く売りに出します。
やっぱりこれからは、電子書籍を買ったほうがいいんでしょうか。きっといいんでしょうね。電子書籍なら、携帯があれば移動先でも避難先でも蔵書が読めるし。これからは、どこにいても財産とともにある暮らしの実現を、目指したいと思っています。
ということで、家はやっぱりいつでも捨てられる賃貸がベスト、と思いながらも今回紹介する本は『よみがえれ! 老朽家屋』。戸建ての古い家を自分の理想どおりにリフォームする体験記です。言ってることと紹介する本が矛盾していてすみません……。
でも、好きなんですこういう本。著者の井形さんは、東京の吉祥寺が大好きで、カフェや雑貨屋などお店をしながら住める家を探しているんですが、人気の街である吉祥寺にそんな物件はなかなかありません。
ところが、あきらめ半分の日々の中で、いくつかの幸運が重なって手に入れたのが15坪の土地に建つ築31年の建売住宅。実はこれ、不動産屋さん的には古家付き土地として売っていたので、家の価値はゼロだったんです。
井形さんは、この家を建て替えることなくオシャレなお店兼お家にリフォーム。見事に価値ゼロの物件をよみがえらせました。リフォーム代は350万円+アルファ。本には少し写真も収録されていて、これで350万なら、ムチャクチャいいな〜、と思いました。
しかし、これは井形さんの住宅に関する知識と経験、押しの強さや、工務店をも従えてしまうリーダーシップがあったから実現できた、と言えなくもないです。よって、それらがまとめられたこの『よみがえれ! 老朽家屋』は価値があるんです。
私、子供のときによく家の間取りとか、自分が駄菓子屋やおもちゃ屋さんをやるならどんな店にするかとか、描くのが好きでした。あと、海外の家や暮らし方に関する本が好きでなんとなく買っちゃったり。
目標とまではいかないけど、こんな家があったらな〜、とぼんやり思い描いている、みたいな。それを実現しようとしたらどんな難関があるを教えてくれるとともに、がんばればできるんじゃない? と夢を持たせてくれるのがこの『よみがえれ! 老朽家屋』です。
とここまで書いて、やっぱり住むなら地域にしばられない賃貸がいいな〜、と思う私です。この本で得た知識が役立つことは、永遠に来ないかもしれませんが、同じようなみなんさもぜひ興味あれば読んでみてください。暇つぶしとしても楽しい本です。
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紹介者のプロフィール
【カモちゃん】
小学生の夏休み、自転車で日本一周を志し東京を出発。その晩は伊豆下田の親切な老人の家に泊めて貰うも、老人の“年齢の割に強い腕力”に屈してヴァージンを捧げる。翌日には泣きながら東京の実家へと舞い戻る。 しかし、幸か不幸か味をしめてカマ道一直線。現在は派遣でボールペンに芯を入れる仕事をしながら、日々同僚の苦学生に熱い視線を送る31歳。前科一犯。
【甘宮あまみ】
漫画家を目指してヘルスで働く女の子。日常の行動範囲はアパートとお店、本屋、画材屋、レンタルビデオ屋と狭く、疲れたときはネットを眺めるのが好きな準ひきこもり。漫画を描いてはいろんな賞に応募したり、出版社に持ち込みに行く積極性はある。お店年齢は21歳。


