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心に残る一作
江 姫たちの戦国 上・中・下
【著】田渕久美子
主人公の江(ごう)は戦国時代の武士、浅井長政の三女。戦争で父親を失って以後、ふたりの姉とともに運命を戦国の世に翻弄される。彼女たちの父親を滅ぼしたのは、戦国時代のカリスマであり、母親の兄である織田信長。そんな残酷がまかり通る戦国時代で、彼女がたどる出会いと別れ、そして行く先とは?

今は女も戦う時代!

こんにちはー、甘宮あまみです。最近、テレビを買いました。地デジです。いまさら? ですね……。私、アナログ時代にテレビを見るのやめて、アンテナの線を抜いていたんですが、ひとまず地デジになるしテレビ薄くなったし、いちおう持っておこうと思って買いました。

ということで、久しぶりに家でテレビを観賞。もっぱら公共放送です。最近のヒットは『世界ふれあい街歩き』。世界のいろんな街の日常を、カメラが視聴者目線でぶらぶら歩きながら映す番組です。まったく特別でない人と、街の優しさが見えます。

そして、先日おもしろく見たのが『歴史秘話ヒストリア』。日本の歴史の中で、テーマをひとつ絞って詳しく解説する番組です。私が見た回は「私はこれで天下のハートをつかみました 〜豊臣秀吉 必勝!手紙・メール術〜」。

豊臣秀吉はご存知のとおり、全国の武士を配下として初めて日本を統一しました。しかも彼、もともとは農民だったんです。それが武士の家来となり、どんどん出世して最後は全国制覇。その出世の秘訣のひとつが、 メール術だというのです。

たとえば、攻撃する城の途中にいる武士を味方にしたい! と思ったときのメール術。好印象を得ようとすれば相手をほめるのは当たり前ですが、そのほめ方に具体性を持たせるのが秀吉のメール術のポイントでした。

あと、誰かに頼みごとをするときのメール。頼みごとは、いきなりお願いしてもそううまくいきません。普段から決裁権を持っている人にはマメにメールでコミュニケーションし、お願いするときも相手をほめるのを忘れない! これポイント。

さらに、秀吉といえば今年の大河ドラマ『江(ごう) 姫たちの戦国』です。今回紹介の小説が原作なんですが、実は私、読んでません……。秀吉のことを語りたかっただけなんです。ちなみに小説、ドラマのタイトルにもなっている江とは女性の名前。

秀吉のたくさんいた奥さんのひとり、淀(よど)の妹です。彼女たち姉妹の父親と義父は、なんとそれぞれ間接的&直接、秀吉に滅ぼされています。そして淀は、そんな秀吉の奥さんにさせられるという……。どんな葛藤があったんでしょうね。

それを知ることは今や不可能ですが、淀は秀吉の跡継ぎを生んで、後に日本を統一した徳川家康と戦います。そんな戦国の世を、江の視点から見たのが『江 姫たちの戦国』なんですね。大河ドラマ、見たのは数回ですが、秀吉を演じるのは岸谷五朗さん。

演出がくどい……、と思ったのは第一印象。考えてみればこのドラマ、 江の視点で描かれるので、秀吉の出演シーンはくどいくらいがちょうどいいと納得しました。私は少女のとき、あこがれたのは戦国のカリスマ、織田信長でしたが、年齢を重ねた今、すごいと思うのは豊臣秀吉。

底辺付近から日本のトップまで駆け上がった豊臣秀吉の魅力、興味ある方はぜひチェックを! 『歴史秘話ヒストリア』「私はこれで天下のハートをつかみました 〜豊臣秀吉 必勝!手紙・メール術〜」の再放送予定は2011年6月8日(水)16:05〜です。

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紹介者のプロフィール

【カモちゃん】

小学生の夏休み、自転車で日本一周を志し東京を出発。その晩は伊豆下田の親切な老人の家に泊めて貰うも、老人の“年齢の割に強い腕力”に屈してヴァージンを捧げる。翌日には泣きながら東京の実家へと舞い戻る。 しかし、幸か不幸か味をしめてカマ道一直線。現在は派遣でボールペンに芯を入れる仕事をしながら、日々同僚の苦学生に熱い視線を送る31歳。前科一犯。


【甘宮あまみ】

漫画家を目指してヘルスで働く女の子。日常の行動範囲はアパートとお店、本屋、画材屋、レンタルビデオ屋と狭く、疲れたときはネットを眺めるのが好きな準ひきこもり。漫画を描いてはいろんな賞に応募したり、出版社に持ち込みに行く積極性はある。お店年齢は21歳。