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Glee(グリー)
- 【制作】20世紀フォックステレビジョン
- 放映スタートとともに大人気となり、数々の賞を獲得したアメリカのテレビドラマ。廃部寸前の高校合唱部が、ほかのクラブや教師などからの妨害に屈せず成長・活躍する姿を描いている。コメディ、ミュージカル要素を織り込んだエンターテイメント性の高い作品だ。
日陰も明日は輝ける
こんにちはー、甘宮あまみです。ゴールデンウィークはいかがでしたか。私は意外と暇でした。でも、この週末は忙しそうです(嬉)。きっと、連休は家族と過ごしたお客さんが多かったんじゃないかな、とポジティブに考えています。
さて、そんな暇なゴールデンウィークの友だったのが今回紹介する海外ドラマ『Glee』。アメリカの田舎にある高校合唱部の成長を描いたお話です。ファーストシーズンのDVDボックスを買っていたので、一気に見ました。
アメリカでは2009年から放映が始まり、いくつかの賞を獲得。日本でもあちこちで評判&DVD発売・レンタル開始時の広告量も多かったので、すでに見ている方も多いのではないでしょうか。
このドラマ、おもしろいです。私が好きなポイントは弱者の成長ドラマという点と、風刺が効いていること。あと、合唱部のドラマなので、いろんな歌が聴けて楽しいです。
主人公たちが所属している合唱部は、高校内でバカにされる存在。日本でも合唱部といえばマイナーな部活で、もし大人になってから「高校のとき何部だった?」って聞かれたら、答えるときに口ごもってしまう部活トップ10に入るのでは……。
どんなにマイナーなことでも、一生懸命に活動して何か達成感を得られればすばらしいはずなのに。でも、なんとなく口ごもってしまう合唱部所属の事実。そんな日陰者たちが逆境を跳ね返して輝く姿が気持ちいい!
合唱部は、金髪白人のTHEアメリカ人がいれば黒人、ユダヤ系、アジア系、ゲイに車椅子が必要なメンバーなどキャラクター豊富。ほかには日系、潔癖症、天然パーマなどなど……。こういったキャラをもとにした風刺が笑えます。
分かりやすいところでは、ゲイや車椅子関連の風刺。パッと見「これってドラマでやっちゃっていいの?」と疑問を持ちますが、描き方には理由があるし決してけなしてはいないので、見ている人の多くはその風刺を理解できます。
こういった風刺、日本でもドンドンやればおもしろいのに、できないですよね。特にテレビではスポンサーのイメージを傷つけてはダメという見えざるルールが大きいのでしょう。あとはお客様は神様です、和をもって尊しとなす、などの伝統的価値観とか。
そういう価値観があってこその今の日本なんだと思いますが、もっと批判精神があってもいい、と思います。『Glee』と同じく20世紀フォックステレビジョンが作っているアニメ『ザ・シンプソンズ』での原発の描き方とか、私は大好き。
伝統的価値観や公的ルールは、少し批判的に、疑って見たほうが自分にプラスかもしれません。でも、そうするからには自分にも少し厳しくあらねばならないんですが。厳しくないと、ただのクレーマーとかモンスター○○として扱われますから。
そして残る私が大好きな『Glee』のポイントは数々の歌。なんとなく耳だけで知っている有名な歌から、マドンナやアヴリル・ラヴィーンのヒット曲までいろんな歌が合唱バージョンで聴けます。
合唱部だからってただステージに並んで歌うだけでなく、ダンスもあるし歌に合わせて衣装も凝っています。実際に海外の合唱部ってこうなんでしょうか。であればかなり楽しそう。
もし私なら、やっぱりまあいろいろあって入部はしない可能性が高いですが、合唱部に所属して歌に情熱を燃やした経験は、大人になってからの社会生活で無駄にはならないはず、日陰者的生活も将来につながるはず。気になるみなさんはぜひ、『Glee』を楽しんでください。
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紹介者のプロフィール
【カモちゃん】
小学生の夏休み、自転車で日本一周を志し東京を出発。その晩は伊豆下田の親切な老人の家に泊めて貰うも、老人の“年齢の割に強い腕力”に屈してヴァージンを捧げる。翌日には泣きながら東京の実家へと舞い戻る。 しかし、幸か不幸か味をしめてカマ道一直線。現在は派遣でボールペンに芯を入れる仕事をしながら、日々同僚の苦学生に熱い視線を送る31歳。前科一犯。
【甘宮あまみ】
漫画家を目指してヘルスで働く女の子。日常の行動範囲はアパートとお店、本屋、画材屋、レンタルビデオ屋と狭く、疲れたときはネットを眺めるのが好きな準ひきこもり。漫画を描いてはいろんな賞に応募したり、出版社に持ち込みに行く積極性はある。お店年齢は21歳。


