会員登録 初めての方はコチラ
ログイン メンバーの方はコチラ

※すでに会員の方、携帯電話からすでにメンバー登録をすませている方はコチラ

心に残る一作
capeta(カペタ)
【著者】曽田正人
主人公の平勝平太(たいら かっぺいた)、通称カペタは、幼少時に遊んだカートに魅せられてカーレースの世界へ。しかし、資金面など環境に恵まれない彼のレース人生はいつも綱渡り。逆境を跳ね返す努力や工夫を重ね、ライバルたちとの戦いを制していく。手に汗握るアツい青春レース漫画。

★細かく努力したくなる

こんにちはー、甘宮あまみです。高校時代はハンカチ王子として一世を風靡した、大学野球の斎藤さんがファイターズに入団しましたね。待機中、それに関するテレビを見ていたら、出演者がやらた彼は「持ってる」と、斎藤さんを持ち上げていました。

「持ってる」とは、運というか巡り会わせというか、人知を超えたチャンスに恵まれている、という意味で使われていると思います。今年のサッカーワールドカップで、日本代表の新エースとなった本田さんが「持ってるな」と発言してから、よく聞くようになった気がします。

しかし、本田さんのように事を成し遂げた本人が言うならまだしも、まわりが彼は「持ってる」と使うのには私、違和感があったんです。今回の斎藤さんに対して使われる「持ってる」を聞くたびに、心がワナワナとざわめいちゃう……。

実力のない一般人が、成功者をうらやんで、もっと言えばねたんでいるようにしか聞こえないんです。「いや〜、アイツは持ってるから」「ただ単に運がいいだけだから」みたいな。「俺だって運さえありゃあれくらいできますよ」的な……。

そんな一般人のジトジト湿った暗い心に対して、私と同じように疑問を感じていたの(かどうかは分かりません)が、今回紹介する漫画『capeta』の著者、曽田正人さん。または彼の作品に協力している冨山玖呂さんか……。

『capeta』第23巻で主人公のカーレーサー、カペタは、レース中にマシンをトラぶらせて2位を走っていたものの、最後の最後にライバルのミスで優勝します。

そこで一般人から飛び出したのが、「持ってるね〜」という言葉。いや〜、カペタくんの運にはかなわないわ、という一般人のねたみ。しかし、そこに猛然と反応した人がいました。カペタを後援する自動車販売会社の社長です。

「持ってる」とは何事だ。カペタくんはマシントラブルを抱えながらも優勝を狙って攻めてたんだよ、マシントラブルを理由に狙いを2位キープに切り替えていたら、今回の優勝は無かったはずだ、と。

私はこのシーンを読んで、やっぱりいいわ〜、『capeta』と再確認。『capeta』は、F1ドライバーとなる主人公の軌跡を描いてるんですが、ドライバーのほかにも彼らを支えるチームや家族、またドライバーの育成システムなんかもフォローしていて、物語に厚みがあります。

正直、運転テクニックやレースカーのメカニックとかよく分かりませんが、努力してるんだな、ということは伝わってくるんです。って、何を漫画の中の出来事にアツくなってんの、と思う方もいるでしょうが、それがたかが漫画じゃ片付けられないんですよ。

『capeta』を読んでいると私は、私もがんばらなきゃ、という気持ちになります。連載は月刊少年マガジンです。少年たちが『capeta』を読んで、努力の大切さを心に刻んでいることを望みます。

でもきっと、少年じゃなくても努力の大切さを再確認、そしてやる気になれる漫画です。興味を持った方は、ぜひとも読んでみてください!

■ この記事の感想を下のボタンを押して送ってください。
    (16)
    (8)
    (10)
■ とりあげてもらいたい作品がありましたらこちらから送って下さい
(作品名を入力して下さい) (ニックネームを入力して下さい) (メールアドレスを入力して下さい)
※採用された方にはもれなくプレゼントを進呈致します!!

紹介者のプロフィール

【カモちゃん】

小学生の夏休み、自転車で日本一周を志し東京を出発。その晩は伊豆下田の親切な老人の家に泊めて貰うも、老人の“年齢の割に強い腕力”に屈してヴァージンを捧げる。翌日には泣きながら東京の実家へと舞い戻る。 しかし、幸か不幸か味をしめてカマ道一直線。現在は派遣でボールペンに芯を入れる仕事をしながら、日々同僚の苦学生に熱い視線を送る31歳。前科一犯。


【甘宮あまみ】

漫画家を目指してヘルスで働く女の子。日常の行動範囲はアパートとお店、本屋、画材屋、レンタルビデオ屋と狭く、疲れたときはネットを眺めるのが好きな準ひきこもり。漫画を描いてはいろんな賞に応募したり、出版社に持ち込みに行く積極性はある。お店年齢は21歳。