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心に残る一作
THIS IS IT
【出演】マイケル・ジャクソン
2009年夏にロンドンで予定していたコンサートを前に、不慮の死を遂げたマイケル・ジャクソン。この映画は、彼がコンサートのリハーサルに励む姿を追ったドキュメンタリーだ。マイケルの飾らないプライベートを垣間見られる貴重な映像の数々。ファンでなくとも楽しめる一作だろう。
こんにちはー、甘宮あまみです。みなさんはハロウィンを楽しみましたか?
もちろんインドア派の私は楽しんでないんですが、近年は日本にもハロウィンパーティーなどイベントが根づきつつありますね。

私は10月31日の夕方、お店の帰りに駅のホームでiPodを聴きながら携帯をいじっていたんですが、ふと振り向くと、顔が漫画『デスノート』の死神リュークばりに白すぎる人がいて、ギョッとして声をあげそうになりました!

そうです。ハロウィンをお祝いする外国人が、死神か悪魔みたいな仮装をしていたのです……。いくら日本でハロウィンの認知が高まってきているとはいえ、外国人センスの奇抜な仮装にはまだまだ慣れません(笑)。そして、顔が白いといえばマイケル・ジャクソン!

みなさんご存知だとは思いますが、彼は2009年の6月に亡くなりました。私は、リアルタイムでマイケルに興奮した世代ではなく、お笑いの人のマイケルネタや、彼に対するネガティブなニュースを楽しんできました。

しかし、そんな私でも、マイケルが亡くなったニュースを見たときは、思わず「えっ!」と数秒間、固まってしまいました。お笑いのマイケルネタや、数々のネガティブニュースばかりだったとはいえ、私もマイケルの影響を大きく浴びていたんでしょうね。

今回紹介するドキュメンタリー映画『THIS IS IT』は、マイケルが2009年夏に開催予定だったコンサートに向けてのリハーサル映像を中心に構成されています。なので、DVDやテレビで見られるミュージックビデオのマイケルではなく、素顔のマイケルが満載。

映画の最初のほうは、私の中では“お笑いパート”でした。というのは、私的には「マイケルネタをマイケル本人がやってる」というふうに見えて、それが楽しくてニヤニヤが止まらなかった……。

聴きおぼえのある数々のヒット曲を、ステージで歌って踊るマイケル。一時期は、車椅子で散歩しているというニュースが報じられていましたが、心配なしでしたよー。若いダンサーやバックバンドを率るマイケル、衝撃的にカッコいいです。

あと、ダンサーやバックバンドのマイケルに対するリスペクトがスゴい……。映画の中には彼らのコメントもあって、みんなが子供、または若い頃からマイケルを見て、歌って、踊って、弾いてきた人たちで、さらにオーディションを勝ち抜いた実力者。

マイケルと共演する夢がかなって、嬉しすぎて言葉につまっちゃう彼らを見ていると、「本当に良かったね!」と心から思えます。マイケルへのリスペクトの大きさは、日本と海外、または世代で差があると思いますが、やっぱりマイケルって偉大なんですね!

私が「すごい!」と思ったのは、新しいミュージックビデオをチェックするマイケルが、チュッパチャップスみたいな飴を舐めているシーン。「うわ、マイケルがチュッパチャップス舐めてる!」って、“人間”マイケルを見た気がしました。

そして最後は、マイケルから世界へのメッセージがあります。このメッセージには、私は「さんざん浪費したアンタが言うんかい!」とツッコミを入れずにいられなかったんですが、でも、シンボルになる人は言動が一致してなくてもいいんだな、とも思えました。

小難しいこという人に指示されるより、きっとマイケルみたいな突き抜けてる人のメッセージのほうが、人の心に伝わるんだな〜、と。彼みたいな存在こそを“カリスマ”っていうんだろうな、って思いました。

マイケルファンじゃなくても楽しめる映画だと思います。気になった方はぜひ見てくださいね!

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紹介者のプロフィール

【カモちゃん】

小学生の夏休み、自転車で日本一周を志し東京を出発。その晩は伊豆下田の親切な老人の家に泊めて貰うも、老人の“年齢の割に強い腕力”に屈してヴァージンを捧げる。翌日には泣きながら東京の実家へと舞い戻る。 しかし、幸か不幸か味をしめてカマ道一直線。現在は派遣でボールペンに芯を入れる仕事をしながら、日々同僚の苦学生に熱い視線を送る31歳。前科一犯。


【甘宮あまみ】

漫画家を目指してヘルスで働く女の子。日常の行動範囲はアパートとお店、本屋、画材屋、レンタルビデオ屋と狭く、疲れたときはネットを眺めるのが好きな準ひきこもり。漫画を描いてはいろんな賞に応募したり、出版社に持ち込みに行く積極性はある。お店年齢は21歳。