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心に残る一作
クローバーフィールド/HAKAISHA
【監督】マット・リーヴス
舞台はニューヨーク。優秀なビジネスマンのロブは、副社長として日本への転勤が決まる。彼の門出を祝うため、友人たちが開いた送別会。その最中に事件は起こる。前途洋々の人生が一気に危機へ! 楽しい送別会を映していたビデオカメラの視点で、物語は怪獣パニックムービーへ突入する。
こんにちはー、甘宮あまみです。昨日、自転車に乗ってて豪快にこけました。ちょっと考え事をしてたら、赤信号に気づかなくて車にクラクションを鳴らされ、慌ててブレーキを握ったら……。こういうときに限って右手で片手運転してたんですよ自転車。

右ブレーキと言えば一般的に前輪のブレーキじゃないですか。前輪を急ブレーキしたら、後輪が浮き上がって体は前に投げ出されて、あ〜れ〜……。あの瞬間をカメラで撮られたら、きっと情けない顔して体が宙を浮いてましたよ(笑)。

って笑い事じゃなく危なかったです。両手と両膝で地面に着地したんですが、さいわい怪我もなく自転車も無事。地面がきめ細かいアスファルトで助かりました。ホント、自分が100パー悪いので、手のひらの擦り傷だけですんでよかったです。

そんな、なにげない日常から一気に危機に突入するのが、今回紹介の映画『クローバーフィールド/HAKAISHA』。ニューヨークをなんの前ぶれもなくナゾの怪獣が襲い、幸せな時間を過ごしていた人々を一気にパニックに陥れます!

しかも、目の前に広がる映像は、パニックの真っただ中にいる主人公たちが撮ったビデオカメラ映像という設定なので、ドキュメンタリー的な臨場感があります。反面、映像がブレまくるのでカメラ酔いに注意ですが……。

正直、私は見てて気持ち悪くなりました。見た当時は、映画の迫力で気分が悪くなったのかと思いましたが、いま考えたらあれはカメラ酔いだったかも。でも、この映画おもしろいです。全85分と映画としては短いので、気軽にチェックしてみてください。

とここで、ドキュメンタリー的映像でいきなりストーリーに突入する『クローバーフィールド』を分かりやすく見るため、登場人物の紹介をしますね。そんなの知りたくないよ、って人は読まずにレンタルビデオ屋さんへどうぞ!

主人公は、若いながらも会社の副社長に抜擢され、日本への転勤がきまったロブ。ベイビーフェイスに薄くオシャレな髭をたくわえた、見るからにいいヤツです。物語は、彼の旅立ちを祝う明るい送別会から、一転して手に汗にぎる怪獣映画になります。

ロブがずっと片思いしていたのがヒロインのベス。ロブは、日本に旅立つ前に彼女への思いをハッキリさせたかったのか、ベスとデートしていい感じになります。でも、自分はニューヨークを去る身だから、その後はベスと連絡を取らず……。

送別会で再会して険悪な雰囲気になるロブとベスですが、この二人の関係はストーリーの中核になります。そして、ストーリーを映す家庭用ビデオカメラを回しているのが、ちょっと間抜け顔だけど憎めない男、ハッドです。

ハッドは、マリーナという女の子に片思いしていて、ロブの送別会で自然にマリーナに近づくためにビデオ係を担当。ロブのベスへの思いと、ハッドのマリーナへの恋心が、ストーリーをただの怪獣パニックでない人間ドラマにします。

このほかに、ロブのお兄さんの婚約者、リリーもいいキャラです。彼女、将来の弟になるロブの出世を心から喜んでるのに、その幸せそうな表情が怪獣の登場で反転。見てて可愛そうになります。

さあ、アメリカの繁栄の象徴とも言えるニューヨークがナゾの怪獣に破壊されまくる中、主人公たちの運命は!
そしてロブとベス、ハッドとマリーナの恋の行方は? 『クローバーフィールド』、すでに旧作っぽいので安く借りて見られます。

ぜひチェックして、日常に潜む危機に引き込まれる前に、いまこの瞬間をよりベストに過ごすためのきっかけにしてはどうでしょうか?

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紹介者のプロフィール

【カモちゃん】

小学生の夏休み、自転車で日本一周を志し東京を出発。その晩は伊豆下田の親切な老人の家に泊めて貰うも、老人の“年齢の割に強い腕力”に屈してヴァージンを捧げる。翌日には泣きながら東京の実家へと舞い戻る。 しかし、幸か不幸か味をしめてカマ道一直線。現在は派遣でボールペンに芯を入れる仕事をしながら、日々同僚の苦学生に熱い視線を送る31歳。前科一犯。


【甘宮あまみ】

漫画家を目指してヘルスで働く女の子。日常の行動範囲はアパートとお店、本屋、画材屋、レンタルビデオ屋と狭く、疲れたときはネットを眺めるのが好きな準ひきこもり。漫画を描いてはいろんな賞に応募したり、出版社に持ち込みに行く積極性はある。お店年齢は21歳。