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心に残る一作
うちのごきげん本
ばばかよ/メディアファクトリー
可愛いイラストと個性的な切り口の文章で人気を集める著者、ばばかよ(bbky)。彼女が目をつけた55冊の本を、漫画とエッセイで紹介する。書籍情報誌『ダ・ヴィンチ』での連載をまとめたほか、書下ろしもプラス。これを読めばきっと、あなた好みの本が見つかるはず。読書する前にひとまず読みたい一冊だ。
こんにちはー、甘宮あまみです。今回紹介する『うちのごきげん本』の著者、ばばかよさんのことご存知ですか? 私が初めて彼女のことを知ったのは、ファッション誌『CUTiE』の四コマ漫画。毎号、少ないスペースながらも、強烈な印象を残してくれる方でした。

今回この本を読んで、ばばかよさんのHPが紹介されていたので見てみたら、彼女が日本文学を学んでいたことを知りました。ヘタウマな絵もさることながら、ばばかよさんの作品に力があるのは、独自の視点で書く文章のためかも……、と思いました。

そしてこの本の中で印象的だったのが、日本のゴッホと呼ばれた画家、山下清さんの著書の紹介に添えられたばばかよさんの文章。彼女は言っています。

「さて21世紀に新しく登場したブログの方は、気軽にレスもつけられ楽しいものではありますが。頻繁に更新する合間に真っすぐ何かを見つめる時間はあるのでしょうか?」

なるほど。私たちが暮らす現代は、大量生産&大量消費、超便利な時代です。一気に盛り上がっては飽きられていく流行、爆発的にブレイクしては消えていく芸能人、そして私たちの価値だって、高速で落ちてるんでしょうね。

そんな中で、せめて自分を表現するときは、適当な言葉で片付けないように、よそ見せず、自分をインスタントに消費しないように心がけたいと思いました。

でも、この『うちのごきげん本』を読めば、インスタントにコンビニエンスに、おもしろそうな本が探せます。ばばかよさんのオリジナリティあふれる漫画と文章を楽しみながら、みなさんのごきげんな本を見つけてください。

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紹介者のプロフィール

【カモちゃん】

小学生の夏休み、自転車で日本一周を志し東京を出発。その晩は伊豆下田の親切な老人の家に泊めて貰うも、老人の“年齢の割に強い腕力”に屈してヴァージンを捧げる。翌日には泣きながら東京の実家へと舞い戻る。 しかし、幸か不幸か味をしめてカマ道一直線。現在は派遣でボールペンに芯を入れる仕事をしながら、日々同僚の苦学生に熱い視線を送る31歳。前科一犯。


【甘宮あまみ】

漫画家を目指してヘルスで働く女の子。日常の行動範囲はアパートとお店、本屋、画材屋、レンタルビデオ屋と狭く、疲れたときはネットを眺めるのが好きな準ひきこもり。漫画を描いてはいろんな賞に応募したり、出版社に持ち込みに行く積極性はある。お店年齢は21歳。