心に残る一作
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ケイト・モス 美しく呪われし者
- 【著】ブランドン・ハースト&ビヴァリー・メイソン【訳】天野智美/発売年 2007年
- 解説:モデルといえば高級感あるれるグラマラスな体型だった1980年代。その常識は、ケイト・モスの登場でくつがえった。彼女の華奢なボディや無愛想な表情は、90年代初頭の新スタイルとなる。ドラッグの常用を噂され、盗撮によってその事実が暴かれた2005年。しかしそれでもファッション界に求められ続ける、ケイト・モスの半生とは……。
負のエネルギーも正に!なんか歴史上の人物みたいですが、カッコよく言えばバイオグラフィーです。英訳しただけですけど……。 みなさんはケイト・モスにどんなイメージがありますか? 私はスーパーモデルで知ってる名前って言ったら、まずこのケイト・モスとナオミ・キャンベル、あと女優になって大成功した映画『バイオ・ハザード』シリーズのミラ・ジョヴォヴィッチくらい。 その中でもケイト・モスには、特別な思い入れがあるんですよ。私、10代の頃に小さな文房具屋さんでバイトしてて、そこで扱ってたポストカードで売れ行きがいいのが、ケイト・モスの写真のカードだったんです。たくさん仕入れたな〜、ケイト・モス。 ということで「スーパーモデルは?」と問われれば「ケイト・モス!」と答えるような私ですが、私じゃなくてもケイト・モスには、強い関心を抱いた経験があるみなさんが多いのではないでしょうか? でも、彼女を知るには日本は遠すぎた! この本『ケイト・モス 美しく呪われし者』には、彼女が中学時代からタバコを吸ってお酒を飲んで、勉強なんてそっちのけで遊んでたって話とか、14歳でモデルとしてスカウトされたときの超偶然の出会いとか、今まで知らなかった話が盛りだくさん。 ファッション誌やモニターに映るショーのキャットウォークからは伝わらない、ケイト・モスの姿が見えてきます。特に麻薬の常用や、だらしないセックス、ダメンズ好きな志向など、読んでて引いちゃうようなエピソードは、むしろ彼女の新しい魅力に思えるくらい。 そして、2005年には日本でもニュースを騒がせた、ケイト・モスのコカイン使用がバッチリ盗撮された事件。はたして、築き上げてきたスーパーモデルとしてのキャリアを、すべて失いかねないダメージ、彼女はいかにかわして現在も世界の超一流でいられるのか? この本を読めば、もしかしたら“最強のオンナ”になるためのヒントを見つけられるかもしれません! 本の中に、大衆は、他人の裸一貫からの成功物語に感動するけど、それと同じテンションで成功者の転落を喜びもする、みたいなことが書いてあったんだけど、これってリスクとリターンは同等ってことですよね。 ケイト・モスは、2005年の事件で成功者の転落を期待した大衆を見事に裏切って、いまだに成功者です。すごく大きなリスクを背負って足を踏み外したかに見えたんだけど、事件後も数々のファッションブランドと高額の契約を結んでいます。 今のところ勝ち続けですよケイト・モス! みなさん、正直この本、知らない外国人の名前とかたくさん出てきて理解できない点は多々ありますが、おもしろいです。気が向いたら読んでみてくださいね。 |




