心に残る一作
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おんなのこの正体
- 安彦麻理絵/KKベストセラーズ
- 解説:著者の安彦麻理絵は、女性の恋愛やセックスをセキララに描く漫画家。個性的な絵や、ユーモアを交えたストーリーに対するファンも多い。本作は、30代以上の男性をターゲットにした情報誌『CIRCUS』に連載。タイトルどおり“おんなのこの正体”を、30代男性に明かす内容になっている。
経験の積み重ねはスゴイ主人公は矢吹丈(やぶきじょう)っていう男の子で、世間的に言えばケンカっぱやい不良。でも、弱い者いじめはしないし性格も憎めない、そして何より感情表現が不器用なのが、漫画を読んでてほっとけなくなる男の子なんですよ。 ジョーは、ボクシングに熱中して、熱中せずにはいられなくなって、恋も遊びも楽しまないんです。作品中に、女の子といい感じになりそうな場面があるんだけど、ジョーは彼女を受け入れない。私は、そんなジョーがすごくじれったく、カッコよくもありました。 興味を持った方は読んでみてくださいね『あしたのジョー』。あとほかに好きなボクシング漫画は、エリートサラリーマンが仕事に挫折してボクシングに挑む『Big Hearts』、天才漫画家と言って過言じゃない新井英樹さんが描く『Rin』『SUGAR』です。 なんか今回、ボクシング漫画の紹介みたくなってますが、何を言いたいかというと“経験はスゴイ!”ということです。みなさん、ちょっと前にテレビや新聞を騒がせてた「亀田問題」には注目してましたか? 私はとても注目してたのですが、亀田兄弟のお兄ちゃんとジムの会長がふたりでやった謝罪会見。あそこでちょっと泣きそうになりました。というのは、今回の問題の図式って「亀田=悪い」になってて、囲んでる多数の記者は「悪を暴いちゃる!」みたいな雰囲気。 その勢いを亀田兄にぶつけるわけですよ。でも彼ってまだ20歳だし、答えにくい質問もあったりして、返答に詰まっちゃうんですね。私も親とかに怒られて言い返せないときのじれったさを思い出して、胸が苦しかったです。 しかし、そこでフォローに入ったのが会長ね。年齢は40代前半。亀田兄の2倍以上生きてる男ですよ。あの場面で入ったフォロー、亀田兄はきっと「会長ありがとー!」って心の中で思ったに違いありません。みなさんも、誰かのフォローに感謝したことありませんか? いま、ホント偶然にも、「亀の甲より年の功」ってことわざにピッタリの話だと思いつき、ビックリすると同時にくだらないダジャレみたいで恥ずかしくなっていますが、人をフォローできる経験を持ってるってステキです! で、読めば「スゴイ!」とうなずける女の子の経験が詰まっているのが今回紹介する漫画『おんなのこの正体』。 著者の安彦さんいわく「人前で化粧する女の化粧品はすごく汚い!!」「肌アレしないのかそんなん使って!!」とか、ちょっと自分の行動を振り返りたくなる話がいっぱい。 ほぼボクシングの話に終始した今回ですが、『おんなのこの正体』はぜひ読んでください! 女の子のあるあるネタ満載で笑えるし、自分を反省もできるし、待機中の暇つぶしにも持って来いです。 |




