心に残る一作
-
スパニッシュ・アパートメント
- 【監督】セドリック・クラピッシュ/【日本公開】2004年
- 解説:現代フランス映画を代表する監督のひとり、セドリック・クラピッシュの2002年作品。主人公は男子大学生のグザヴィエ。自らの将来の方向性に悩む彼は、1年間だけスペイン留学をする。新生活に選んだアパートでは、国籍も性別もバラバラの学生6人と暮らすことに……。ヨーロッパの若者の日常や考え方が垣間見える青春映画。
言葉には気をつけよう!そこまでは今の社会じゃ普通にあることなんだけど、同じ車両に乗ってた10代後半くらいの数人の男の子が、オジサンをからかう言葉を吐いて下品に笑ってたんです。オジサンにも周りの乗客にも聞こえるように。デリカシーの無さに気持ち悪くなりました。 ホモ、レズ、オカマのカモちゃん、オタク、腐女子、真面目そうに見えるホントはコワイ人、かたぎでデリヘル開業する人などなどなど……個性がものすっごく多様化、また国際化している現代社会で、くだらない言葉を使うと自分の価値を低めると思います。 たとえば、ソープの名称が「トルコ」から「ソープランド」に変わったのは、日本に留学に来ていたトルコ人学生が「変えてください」って厚生省に訴えたのがきっかけって言われてます。これは、日本の社会が国際化した分かりやすい例。 電車内とかファストフードのお店の中とか、友達と話しててふと口走っちゃった他人を否定する言葉や外国を軽く見るような言葉は、周りの人を傷つけるかもしれないし怒らせるかもしれないし、友達に「コイツ常識ないな」って思われる原因になるかもしれない。 と前置きがとても長くなりましたが、今回紹介するのは私が好きな映画監督、セドリック・クラピッシュさんの作品。主人公はフランス人の男の子、グザヴィエ。彼がスペインに留学中、6ヵ国6人の男女と一緒に暮らす日常を追うのがメインのお話です。 グザヴィエも合わせて7人、異なる文化、性別が集まった生活を見るのはすごく面白い! たとえば、フランスでよく使われてるらしい学校って意味の略語fac(ファク)と、英語圏の放送禁止用語を勘違いするとか。一緒に暮らす中にレズの子がいるんだけど、グザヴィエがその子に、女の子を気持ちよくする方法を教えてもらったり。 クスクス笑えたり、へ〜って感心することがいっぱいです。セドリック・クラピッシュさんの映画って、日常に起こるちょっとした事件とか、現代の若者の暮らしを描いているのが魅力で、見てるとその映画の世界に行きたくなっちゃうんです。 まあ、映画に凝縮された魅力と、現実の暮らしは違うんだろうけど、スペインって、フランスって、ヨーロッパってこんな感じなんだ〜、って楽しめる映画だと思います。 ということで『スパニッシュ・アパートメント』、大きなレンタル屋さんにはDVDがあると思うから、気が向いたら見てみてください! ちなみにグザヴィエを演じてるのはフランスのイケメン(この作品ではイケてなく演出されてるけど……)俳優、ロマン・デュリス。彼の恋人としてチョイ役で出演するのは、日本でも大ヒットした『アメリ』のオドレイ・トトゥです。 |




