心に残る一作
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神童
- さそうあきら/双葉文庫
- 解説:2007年春に公開された映画『神童』の原作。主人公は音楽大学を目指す落ちこぼれの浪人生・和音(ワオ)と、天才ピアニストで生意気な少女・うた。年齢も生まれ持った才能にも格段の差がある2人が、共通項の音楽を通してふれあい、成長していく。1999年、文化庁メディア芸術祭優秀賞と手塚治虫文化賞優秀作品賞をダブル受賞。
いいものはいい!のだ漫画というと、以前は映画や小説と比べるとレベルが下、というイメージがありましたが、そんなものくつがえろうとしています。漫画家を夢見る私としては嬉しいしだいです。 さて『神童』。音大を目指すワオの受験勉強とか、うたがピアニストとして有名になっていったりと、話の中心にはクラシック音楽があります。クラシックで漫画と言えば、ドラマ化やアニメ化されて大ヒット中の『のだめカンタービレ』を思い出す人も多いはず。 あと私としては音楽つながりで、過去にアニメ化されたロック漫画『BECK』も好きです。さあここで、音が出ない漫画で音楽を表現しておもしろいのか!? という疑問をあえてあげてみます。結論は、おもしろいんですよね〜。 いや「おもしろくない」という人もいるでしょうし、描く漫画家によっておもしろさは左右されることもあるでしょう。でも、せめて今回あげた3作の漫画はおもしろいと断言させてください。 で、なぜ音が鳴らないのに音楽漫画がヒットするかというと、それはきっと、みんなが子供の頃から音楽に親しんでいるからだと思います。 授業でリコーダーが必修だったり、クラシックのCDを聴いてレポート書かされたり、学校行事でオーケストラのコンサートに行ったり、ベートーベンの肖像画の目が動いた!とか……。みんな、なんとなく知識を持ってるから、音が無ない漫画でも楽しめるんですよ。 第一印象、ダメでしょー!と思われる音楽と漫画の組み合わせですが、人気作が多いのはこんな秘密があるのです!! というのは単なる私の思い込みなのかもしれませんが……。 でもでも、ここで話を風俗に持っていくけど、みなさんはたとえば小学生だった純な時代に、風俗って仕事を知ったらOKを出せましたか? 大部分の人は「不潔!」みたいに思うんじゃないでしょうか。 でも、無きゃしょうがない商売なんだよね。性欲は人間の根本的な問題なわけだし。だからね。「いいものはいい!」んですよ。 話を音楽に戻すと、テクノやHIP-HOPなんてどうですか。昔は、電子音やレコードこすって作った曲なんて音楽じゃない!と卑下されてたようですが、いまやヒットチャートの常連。心ときめく恋愛ソングも、テクノやHIP-HOPで磨かれた技術なくしては生まれません。 漫画が原作の映画やドラマが増えてるのも「いいものはいい!」の一部なんですよ。いいものとダメなものの境目なんて無いのも一緒、とにかく私たちは風俗で目標を満たすのみ!です。 『神童』についてはあまりふれてないけど、おもしろいから読んでみてください! |




