心に残る一作
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「嫌われ松子の一生」
- 2006年 / 日
- 監督:中島哲也
- 出演:中谷美紀、瑛太、伊勢谷友介
- 解説:女の子なら誰だって、お姫様みたいな人生に憧れる。 昭和22年・福岡県大野 島生まれの川尻松子も、そのひとり。 でも、現実は…。 20代で教師をクビになり、エリートから転落して家を飛び出しソープ嬢に。やがてヒ モを殺害して刑務所へ…。主人公・川尻松子の波乱万丈な人生を真正面から描いた 「嫌われ松子の一生」。このベストセラー小説を、『下妻物語』(04年)で高い評価 を得た中島哲也監督とそのスタッフが映像化。ポップな衣装にヘアスタイル。悲惨な 物語を彩る華麗な美術に音楽。そして400カットを超えるCGとアニメ。徹底的に不幸 な松子の人生を、CM界の巨匠・中島監督がディズニー映画のようなファンタジックな 世界につくりあげた。
超ヴィヴィッドでポップなミュージカルムービーの底に流れる、シックすぎる人間の生き様
まず、この原作を「よっし!ミュージカルにしよっと!」って思う人間は、天才かキ
○ガイ。誰も思いつかないでしょー。 でもね、この松子の過剰なストーリーに歌や踊りが挟み込まれると、不思議とマッチするのよねー。中谷美紀って情念系の芝居をす る事が多い女優で、この作品でもそういう部分は出てるんだけど、ポップでキュート な新たな一面も垣間見れました。 脇を固める役者陣も異様に豪華。挙げ出したらキリが無いけど、カンニング竹山、劇 団ひとり、宮藤官九郎、柄本明、木村カエラ、ゴリ、谷原章介(カモちゃんはタニ ショーが大好き!)、ボニー・ピンク(彼女が劇中で歌う「Love is bubble」は最高に イイ!)、武田真治、荒川良々などなどなど! こういうバラエティ豊かなメンツが揃ってると、観てて楽しいし、みんなしっかりとした演技で松子の世界観をガッチリ 固めてるから違和感も無い。良いキャスティングなのよ、ホントに。 確かに表面上は色鮮やかに彩られた映画なんだけど、その本質は原作と何も変わって いないの。愛を求めてさまよった松子、それをとりまく男達。松子は不幸なの。 けどね、全身全霊で一生を全うしたの。だからカモちゃんは、松子が不幸だとは決して思 わない。不幸だけど、不幸じゃない。だって松子は十分に生きたし、愛された。短い 生涯だったとしても、あまりよろしくない最後を迎えたとしても、その中身は充実し ていたと思うのよね。 前半のテンションが高すぎて、後半のローテンションが気に入らないっていう声も聞 いたんだけど、カモちゃんはそれって、監督が見せた明確な意思表示だと思う。ただ のチンドン屋映画じゃねえぞ。っていうね、中島監督の声が聞こえてくるみたい。こ の映画はヒューマンドラマである。そんな声がね。 松子は最近の邦画の中で、抜きん出て豪華で、楽しい作品だと思う。観ておいて決し て損はありませんですよ。原作の雰囲気が好きっていう人には馴染めない部分がある かもしれないけど、これはもう全くベツモンとして考えながら観るのがオススメよ。 カモちゃん、早起きした甲斐がありました!その後に観た“松”浦亜弥のコンサート も超楽しかったしね!この前の日曜は“松”の日。良い一日だったわーん。 |
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