心に残る一作
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東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜
- リリー・フランキー著
- 読みやすさ、ユーモア、強烈な感動!同時代の我らが天才リリー・フランキーが骨身に沁みるように綴る、母と子、父と子、友情。この普遍的な、そして、いま語りづらいことがまっすぐリアルに胸に届く、新たなる「国民的名作」。『en-taxi』連載、著者初の長編小説がついに単行本化。
胸に染み入る感動は、やがて全てを温かく包む 断言するけど、2005年のNo.1小説
- 傑作!以上!
- いや、手抜きしてる訳じゃないのよ。でも、これしか言う事ないのよー。とにかく、先日発売されたリリー・フランキーさんの「東京タワー」は傑作だったわー。
- 読んでいると、何度も「くぅ!」っと、涙腺をギュゥゥっと刺激するポイントが出て来て、ラストではビンビンに泣いちゃった。
- この小説では、子が親を愛し、親が子を愛す、という当たり前すぎる愛の形を、リリーさんは照れずに書ききるの。“お母さんが好きで好きで仕方ない”というリリーさんの純粋な思いが、とめどなく伝わってきて、読んでいるとじわーっとなっちゃうのよね。
- いや、じわーって言っても、興奮して先っぽが濡れてるって訳じゃないからね!(台無し)
- この話は、複雑な家庭環境で育ったリリーさんの自伝的小説。
- 籍を抜かずに別居し続けるリリーさんのお父さんとお母さん。
- 福岡の町を転々としながら暮らすリリーさんとお母さんは、強い絆で結ばれ、寄り添うようにして生きる。リリーさんは常にお母さんの愛情に包まれていた。
- 貧しいながらもリリーさんの望む物は全て買い与えたお母さん。これは甘やかしている訳では無くて、リリーさんには“貧しい”という負い目を抱えないで暮らしてもらいたい、というお母さんの精一杯の思いやりなのよね。
- この物語には、全編通して前に書いたような“お母さんの愛情”が脈々と流れているの。
- リリーさんが進学のために家を出ても、東京に出て自堕落な暮らしをしていても、仕事が忙しくてお母さんに目を向ける事が無くなっても、お母さんがリリーさんに注ぐ愛情は何ら変わらないのよね。
- 前にもちらっと書いたんだけど、“愛”って“何の見返りも求めず、自分を投げ打ってでも相手のために尽力する事”だと思うのよね。
- それって、親友だろうが、恋人だろうが、夫婦だろうが、不可能な話で、それができるのは、親子しかないのよね。血の繋がりっていうのは、やっぱり強いはずなの。
- 近年、子を虐待する親が増えているけど、それって本当に生き物としてどうかしているし、人間として障害を抱えているとしか思えない。
- 「本当の“親子”、本当の“愛情”とは、かくあるべきだ」というのを、リリーさんのお母さんは自然体で実践していたのよね。
- ごめん。今回は、本当にごめんなさい。この小説が素晴らしすぎて、感動的すぎて、いつものようにはしゃぎきれないカモちゃんです。
- ぶっちゃけた話、今、自分がオカマだって事を忘れてますもの。やっぱり、親の前で深紅のルージュは引けないですもの。チークは盛れないですもの。
- この記事を書いている現在、私はカモちゃんじゃなくて、本名に戻ってます。プロ失格。
- カモちゃんのお母さんはまだ健在だけど、もっともっと、お母さんを大切にしてあげたい。素直にそんな事を思わせてくれる小説。親孝行はいくらしても“しすぎる”って事は無いし、“しすぎた”所で、絶対親が死んだら“し足りなかった”って思うはずなんだから。
- 読んだら、普段何でもない事のように思っていたお母さんの愛情が、手に取るように分かるから、そうすれば絶対、お母さんとの接し方も変わってくるはず。
- カモちゃんもお盆には、メイクを全て落として、男として、実家のお母さんに会ってきます。
- とりあえず後悔だけはなるたけ残さないように、お母さんとの思い出をつくっちゃうんだから!



