心に残る一作
- マムシのanan
- リリー・フランキー著
- 「女というものは老いも若きもストップウォッチを腕に巻いて生きている生き物である。―リリー・フランキー」雑誌「anan」での連載エッセイ(1999〜2001年)の単行本化。
恋人いない歴○カ月、恋のトラウマ、ひとり暮らし、禁欲、記念日、下着、男女の主従関係、などなど女性だけでなく、実は世の男たちにとってもかなり気 になるテーマが全51編。なお、タイトルの「マムシのanan」はリリーが小泉今日子さんへの大リスペクトをこめて、1997年の大ベストセラー、 「パンダのanan」(小泉今日子さん著)と同じ構成、装丁となっております。
帯にはナント、小泉今日子さんからの推薦文も。
読めば確実に女としての爵位アップ!イイ女になるための知識は全てこれに詰まってる
- どうも。オカマのフリーライター・カモちゃんですー。
突然だけど、オカマって精神的には女じゃない。むしろ下手な女より女っぽいじゃな い。やっぱり女だから殿方に好かれたい訳よ。でも、たいていの殿方は女の子が好き よね、悲しい事に。だから私みたいなオカマは研究しなくちゃならない訳よ。どうす れば殿方に好かれ、愛されるかって。 - そんな研究に非常に役立つのがこの「マムシの anan」。ココリコのダメなコント番組に出てヘラヘラしてる彼ですが、女性に対する 視線は実に鋭く、愛に溢れてるの(実はカモちゃんったらリリー・フランキーが超タ イプなの!キャー!)。だから、これを読むと「ああ、男の人ってこういう風に女の 子を見てるんだ」って気付かされるのよね。
- 例えば「女の身だしなみ」と題された章にはこんな事が書いてあるの。
- 「風呂上がり。素ッピンに眼鏡をかけ、片手を高く上げながら毛抜きでワキ毛を抜く
ビジュアル。かなり女としては見られたくない姿だ。
- その上、強くアゴを引く姿勢の ため、下くちびるはビロンと突き出て、まるで執筆中の松本清張のような顔。
- 清張な 時間。この時間こそが女性の身だしなみを整え、美しくする時間なのだ。(中略)結 局、美しい人は整備工が油まみれで車のメンテナンスをするように、イケてない時の 時間をイケてる時間に正比例して持っているということなのだ。そして、清張の時間 は内面がフェミニンになる時間でもある。女としての清張。この時間が外見だけでな く、内面やしぐさの身だしなみを整えるものだ」
- 至言よね。みんなも自分の体のメンテナンスをないがしろにしてる時ってあるで しょ?まあ、私みたく無作法にヒゲを生え散らかしてるゲイに言われたくはないで しょうけど(笑)。
- とにかくこの調子で、女の目からウロコをポロポロ落とさせてくれるエッセイが満載 の一冊なの。これさえ読めば女としてのランクは確実に上がるわよー。是非活用して 「美人」ならぬ「イイ女」になって、気になるあの人をビンビンに誘惑しちゃって!
- ちなみに私、まったく効果ありません。ゲイってだけでノンケの男の子には弾かれ ちゃうからね。あーあ、ゲイってツライわー。女の子が羨ましいわー(笑)。



