心に残る一作
- ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
- GAGA配給/監督・脚本・主演:ジョン・キャメロン・ミッチェル
- 東西冷戦時代の東ドイツに生まれた男の子ハンセル。母と二人暮らしの彼の夢は、自由の国アメリカでロックスターになること。ある日、米兵から結婚を申し込まれた彼は、性転換手術を決意する。しかし、手術のミスで股間には“怒りの1インチ(アングリー・インチ)”が残ってしまう。名前をヘドウィグと変え、何とか渡米するも米兵には結局捨てられてしまう。それでも夢を思い出しロックバンドを結成したヘドウィグは、ある日、17歳の少年トミーと出会う。同じ夢を持つトミーに愛情のすべてとロックシンガーとしての魂を注ぎ込むヘドウィグだったが…。
精神的にも、肉体的にも、女になれない悲痛な思いが歌に宿る!
- おはようございまーす。朝っぱらからマッコリをぐい飲みしてるカモちゃんでーす。
- 今日は初めての映画紹介という事でドキドキしてるの。
- 偶然にも性癖が同じのおすぎさんみたいに、頑張って良質の映画を紹介していきたいと思いまーす。
- 「栄えある1本目はオカマ映画で行くしかないでしょ」という我がインスピレーションに従い、今回紹介するのは「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」。
- 米国で超ロングランを記録したミュージカルの映画化で、主演のジョン・キャメロン・ミッチェルが監督も脚本も担当するというマルチぶりを発揮してるの。
- オカマ界のスーパースターね(多分、プライベートの彼はノンケちゃんでしょうけど)。
- これはヘドウィグというドラッグクイーンにならざるを得なかったロックシンガーの数奇な人生を描き出した映画なんだけど、数々の男に翻弄され傷つきながらも、歌に全てを託してがなりたてるヘドウィグの姿の美しい事といったら例えようがないわね。
- これがもう、オカマ的には本当に泣ける映画なの。ユーミンの曲以上に泣けるのよー。
- ヘドウィグは元々オカマでは無かったとは言え、性転換をしたからにはやっぱり男を愛さなければしょうがないでしょ。
- 凹が凸を求めるのは当然だからね。でも、強引に凸を凹にした所で、それは本物の凹にはなれない。理想と現実との間に軋みが生まれてしまうっていうのは、仕方がないのかしら? オカマが愛する人と幸福な関係を持つ事は不可能なのかしら?
- そんな感じに自分と照らし合わせると凄く泣けてきちゃう。
- これがもう、オカマ的には本当に泣ける映画なの。ユーミンの曲以上に泣けるのよー。
- でもヘドウィグはたくましいのよ。いくらボロボロになっても、ヘドウィグには歌があるの。
- 愛も憎しみも、全てを全てごった煮にしたような歌があるの。
- 性転換手術は大失敗
- 守護天使が居眠りを
- 私の股間に残った
- 1インチ
- 6インチから
- 5インチ消えて
- 残った怒りの1インチ
- 音楽に疎い私にも分かる。これはロック! ヒリヒリと胸が痺れるロックなの! こんな魂の叫びを過剰なパフォーマンスで歌い上げるヘドウィグに、私は最上級のリスペクトを送りたいわ。
- ビジュアルはゲイっぽい狂った色彩感覚で飽きないし、出てくる登場人物が皆濃厚で目が離せない。
- ノンケの皆にも楽しんで貰える映画だと思うから、是非見てちょうだい。
- そして、私と一緒に泣いてちょうだい!



