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心に残る一作
ミスト
【監督】フランク・ダラボン
嵐の翌日、湖のほとりに住むデヴィッドは、幼い息子とともにスーパーマーケットへ買出しに出向く。混雑し、レジには長い行列。外には軍人が歩き回り、人々を不安にするサイレンがけたたましく鳴る。そこに突然、鼻血を流した男が現れ「霧の中に何かいる!」と叫んだ。衝撃のラスト15分と宣伝され、賛否両論を呼んだエンディングは見もの。

うそーん!と言いたいあなたに

こんにちはー、甘宮あまみです。先日、久しぶりに長時間テレビを見てしまいました。それは、映画『宇宙戦争』。監督はスティーブン・スピルバーグで、主演はトム・クルーズという、これが売れなきゃウソだ! という作品です。

でも私、以前この映画をDVDで借りて見たんですが、そのときは序盤で退屈になって見るのをやめてしまったんです。ところが今回はテレビをなんとなくつけっぱなしにしていたこともあって、最後まで見てしまいました。結果、おもしろかったです。

圧倒的な攻撃力を持つエイリアンを前に、人類は大ピンチ! エンディング直前まで人類はやられっぱなしで、見ているこっちは「えっ? もう終わり時間近いよ、この映画どうやってまとめるつもりなの?」とハラハラ。そしたらそんなのアリ? という展開でハッピーエンド。

宇宙戦争とか大仰なタイトルがついてますが、描きたいのはちょっと歯車がずれた家族の再生だったようです。そして『宇宙戦争』を見て思い出したのが、こちらもエンディングそんなのアリ? な映画『ミスト』。

予告編で、「衝撃のラスト15分!」と宣伝されていた作品で、本当に衝撃を受けました。「うわー! そっちか!」と。私の友達は「今まで見た映画でいちばん嫌な気持ちになるエンディングだった」と言っていました。

ストーリーの詳細は厳密に覚えてないのですが、舞台はアメリカの田舎。猛烈な嵐が吹き荒れた翌日、主人公は幼い息子と一緒に街のスーパーマーケットに買い物に行きます。するとその後、街は前代未聞の濃い霧に覆われ、スーパーの客たちは大慌て。

しかも霧の中には恐ろしい怪物がいて、みんなスーパーから出るに出られない状況になってしまいます。それでも人々はなんとかこれを打破しようと協力。スーパーの中に小さな社会が形成されるのです。しかし、社会には分裂がつきもの。

主人公は多分30代で行動力があり、守るべき息子がいます。主人公を中心としたグループはスーパーからの脱出を図るのですが、果たしてそれは成功するのか……? とこう書いて、主人公が失敗しちゃったら元も子もありません。

息子と仲間を車に乗せて、濃い霧の中を走る主人公の行き着く先は……。この映画を見た後、私は同じような状況に陥ったとき、自分ならどうするか考えこんでしまいました。といっても、なかなか陥れる状況じゃないんですけどね。

ちなみにこの映画、原作小説があるのですが、エンディングは原作とまったく違うもので、原作者からは「こりゃいーや!」と絶賛されたそうですよ。スーパーに閉じ込められて怪物に怯える状況とかホラー要素満載なので、暑い季節にピッタリ。

それにしても、ホラーが夏にピッタリというのは昭和の表現ですよね。自分の頭からこんなフレーズが出てきて、びっくりしました。最近の若い子に言ったら「え、なんで?」と真顔で返されそう(汗)。

とりあえず最後のどんでん返しだけでなく、全編にわたってドキドキ楽しめるので、お時間あるみなさんはぜひ見てください。

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紹介者のプロフィール

【カモちゃん】

小学生の夏休み、自転車で日本一周を志し東京を出発。その晩は伊豆下田の親切な老人の家に泊めて貰うも、老人の“年齢の割に強い腕力”に屈してヴァージンを捧げる。翌日には泣きながら東京の実家へと舞い戻る。 しかし、幸か不幸か味をしめてカマ道一直線。現在は派遣でボールペンに芯を入れる仕事をしながら、日々同僚の苦学生に熱い視線を送る31歳。前科一犯。


【甘宮あまみ】

漫画家を目指してヘルスで働く女の子。日常の行動範囲はアパートとお店、本屋、画材屋、レンタルビデオ屋と狭く、疲れたときはネットを眺めるのが好きな準ひきこもり。漫画を描いてはいろんな賞に応募したり、出版社に持ち込みに行く積極性はある。お店年齢は21歳。