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浅草キッド 玉ちゃんのスナック案内
- 【著】玉袋筋太郎
- クリックよりスナック! 迷ったらスナックへ行け! 全日本スナック連盟(全スナ連)会長を自称する玉ちゃんが、“スナック啓蒙活動”の数々を紹介。個性あふれるスナックへの潜入取材やマナー、ルールの解説、果てはスナックのソーシャルゲーム化の提案まで……。
余生の選択肢にスナック
こんにちはー、甘宮あまみです。知り合いの40代男性が半年ほど前に職を失って、お金に困っています。もちろん貸す気はありませんし、貸してとも言われてなんですが、彼の話を聞いていると、弱者に冷たい現代日本を、ひしひしと感じます。
私としては、「まずはバイトでもなんでもやれば」と思うのですが、かたくなに正社員しか目指してない模様。このままじゃ生活保護かな、というとこです。男性に比べ、女性は風俗という最後の砦があるから、と言っては語弊がありますが、まだ気が楽だと思いました。
でも、「年齢を重ねると女性もなかなか難しくなるのかな」とも考えてしまいます。そんな疑念に光明を与えるのが今回紹介する本『浅草キッド 玉ちゃんのスナック案内』。お笑い芸人の浅草キッド、玉袋筋太郎さんの著書です。
ちなみに玉袋さんって、テレビに出るときは名前のテロップがだいたい「玉ちゃん」なんですよ。まあ、テレビ的にまずい芸名だからっていうのは予想がつくんですが、ウィキペディアを見たら、NHKでは「知恵袋賢太郎」という名前を使ったこともあるそうです(笑)。
そんな、知恵の持ち主である玉ちゃん。この本では、スナックの良さを語りつくします。スナックと言ってもお菓子じゃなくて、飲み屋のスナックのことですよ、念のため。玉ちゃんは、プライベートでもスナックが大好きなほか、CS放送ではスナックの番組も!
本の内容は、玉ちゃんオススメのスナックを中心に10店舗のレポートや、スナックで楽しく飲むための作法の解説など。文章はライターさんが書いてるみたいですが、玉ちゃんとママの会話や多めの写真で、スナックの楽しい雰囲気が伝わってきます。
これを読んでいると、「あ、私にもスナックできるんじゃない?」と思ってしまいます。いや、もちろん簡単ではないと思います。でも、店を出す場所によっては、けっこうイケるんじゃ……、と考えています。
以前、友達の友達が池袋の住宅街でバーをやっている、ということを書いたかもしれませんが、そのお店、けっこう友達関係や近所の人でお客さんをまわしているんですよ。ドカン! と儲けはないと思いますが、浮かず沈まずで食べていけてる気がします。
私がやるなら田舎でのスナック経営。田んぼが広がるくらいの田舎に、こじんまりとした自宅兼店舗を買って、気ままに近所のおやじをたぶらかす、そういうママに、私はなりたい(宮沢賢治風に)。
あ、まだなりたいわけではないですが、田舎でのスナックスローライフ、魅力を感じますね。少し前に、“半農半嬢”生活を提案しましたが、“半農半ママ”生活というのもいいかも。遅く起きて、畑を耕して、ご飯と味噌汁、少しの野菜を食べて、店の準備して……、という。
まあ、そんなに甘くはないですよね。客単価3000円としたら、10人の客が来なきゃ3万円の売り上げが立ちません。そこから経費や生活費を引いていたら、けっこう自転車操業となるような……。客単価5000円で、1日6人の接客を目指すか……。
なんだかお金の計算をしていたら、どんどん夢の無い話になってきました。でも、『玉ちゃんのスナック案内』を読むと、スナックに可能性を感じざるを得ないんです。冷たい現代日本であえぐ、男性のちょっとしたよりどころ、1日5000円払いたくなる店を(笑)。
って、その値段じゃキツいんですけどね。みなさんも嬢の後の生活を考えるとき、『浅草キッド 玉ちゃんのスナック案内』、いかがですか?
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紹介者のプロフィール
【カモちゃん】
小学生の夏休み、自転車で日本一周を志し東京を出発。その晩は伊豆下田の親切な老人の家に泊めて貰うも、老人の“年齢の割に強い腕力”に屈してヴァージンを捧げる。翌日には泣きながら東京の実家へと舞い戻る。 しかし、幸か不幸か味をしめてカマ道一直線。現在は派遣でボールペンに芯を入れる仕事をしながら、日々同僚の苦学生に熱い視線を送る31歳。前科一犯。
【甘宮あまみ】
漫画家を目指してヘルスで働く女の子。日常の行動範囲はアパートとお店、本屋、画材屋、レンタルビデオ屋と狭く、疲れたときはネットを眺めるのが好きな準ひきこもり。漫画を描いてはいろんな賞に応募したり、出版社に持ち込みに行く積極性はある。お店年齢は21歳。


