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グラゼニ
- 【著】森高夕次/アダチケイジ
- 下は240万円から、上は数億まで。格付けが、年俸によって完全に決められている超格差社会がプロ野球だ。主人公の凡田夏之介は、高卒でプロ入りした8年目の中継ぎピッチャー。左腕でサイドスローという一風変わった武器と、全球団の1軍選手の年俸を記憶しているという不思議な特技で、厳しい世界で必死に生きる!
目標を金額化しよう
こんにちはー、甘宮あまみです。みなさんはプロ野球、見ますか? 私は子供のときヤクルトファンで、テレビ中継がないとラジオでチェックするほどでした。あるときから急にヤクルト熱は冷めて、今の選手とかぜんぜん分かりません。
でも、2011年のヤクルトは強いみたいです。みなさん、デートで野球観戦に行ったことありますか? これ、選手とか分からなくてもけっこう盛り上がります。東京なら神宮球場、オススメですよー。雨降ったら嫌な方は、東京ドームでもいいですけど。
さて、今回紹介するのは野球漫画『グラゼニ』。普通の野球漫画とは違って、テーマはお金です。タイトルの『グラゼニ』とは、主人公のピッチャー、凡田が作った造語で、プロ野球の「グラウンドには銭が埋まっている」の略。
彼は日々、お金のことを考えながら野球をしてるんです。でも実は、凡田のお給料はあまりよくありません。高卒でプロになって8年目の26歳で、年棒1800万円。独身です。普通のサラリーマンに比べたら格段に上ですが、26歳のプロ野球選手としてはダメなんです。
もしも不振や怪我でチームから自由契約にされ、拾ってくれるチームもなければもう無職。現役時代の成績がよければ、コーチや野球中継の解説者などの仕事がありますが、そんなのにありつけるのはごく一部だそうです。
読んでいて、明日はわが身……、と身につまされました。けっこう、嬢も同じような境遇ですよね。一生、風俗で稼いだお金で食べていける女の子はごく一部。多くの女の子は、いつかはあがって昼職なりなんなりでお金を得なければいけないと思います。
風俗店には銭が埋まっている……。しかし、その銭をどれだけ掘って稼げるかは、女の子それぞれです。では、ここから一考。30歳で風俗をあがって80歳まで生きるとして、1年間の生活費が500万円だとしたら50年間で2億5000万円必要。
20歳で風俗を始めて10年間で2億5000万円の貯金を作ろうと思ったら、10年間の生活費5000万円をプラスして3億円。1年間では3000万円稼がなきゃです。12で割ると1ヶ月250万円。月20日出勤するとして、1日12万5000円を稼ぐのがノルマとなります。
生活費は1年間500万円なので、年間の出勤数240日で割ると約2万0800円。1日のノルマとして稼いだ12万5000円から2万0800円をマイナスして、10万4200円は貯金することになります。
こういう計算、初めてしましたがおもしろいですね。目標を金額化すれば、働き方も見えてきます。1日のノルマ12万5000円は、8時間働くなら時給1万5625円。これを稼げるサービスをしたり、お店に在籍しなきゃダメなんです。
ちなみに私は、とっくに20歳を過ぎてるので、上の計算じゃ間に合いません。もっとキツいノルマを科すか、もっと長く嬢やるか……。まあそれはムリっぽいので、別でひとやま当てるか、コツコツ貯めてあがった後は真面目に働くかですね。
なんだか、自分の目標が見えてきました(笑)。みなさんも今日は、電卓片手に自分のノルマを計算してみては! 若いうちはちょっとキツいノルマを科して、途中からノルマを下げるのもひとつの手だと思いますよ。
あ、興味あれば、『グラゼニ』もぜひ読んでみてください。
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紹介者のプロフィール
【カモちゃん】
小学生の夏休み、自転車で日本一周を志し東京を出発。その晩は伊豆下田の親切な老人の家に泊めて貰うも、老人の“年齢の割に強い腕力”に屈してヴァージンを捧げる。翌日には泣きながら東京の実家へと舞い戻る。 しかし、幸か不幸か味をしめてカマ道一直線。現在は派遣でボールペンに芯を入れる仕事をしながら、日々同僚の苦学生に熱い視線を送る31歳。前科一犯。
【甘宮あまみ】
漫画家を目指してヘルスで働く女の子。日常の行動範囲はアパートとお店、本屋、画材屋、レンタルビデオ屋と狭く、疲れたときはネットを眺めるのが好きな準ひきこもり。漫画を描いてはいろんな賞に応募したり、出版社に持ち込みに行く積極性はある。お店年齢は21歳。


