心に残る一作
-
ブラッド・ダイヤモンド
- 主演:レオナルド・ディカプリオ
- 主人公のアーチャーはダイヤモンドの密輸業者。アフリカの小国で、ダイヤモンドの採掘権を争う内戦に乗じて商売をしている。彼はあるアフリカ人が見つけたという、鳥の卵ほどもあるダイヤを狙うが、それを得るには反政府勢力が支配する危険な地域に乗り込まなければならない……。1991年〜2001年まで、実際に起きた内戦を元にした映画。
給料3ヶ月分の指輪なんて映画の舞台となっているアフリカの国で、ダイヤが原因で流された多くの血に由来してるんですね。ダイヤモンドは、産業の少ない国にとっては超ビッグビジネス。だからそれを掘る権利を巡って、政府軍と反政府勢力の間で戦争が起きました。 はじめにスゴくおもしろい!と言いましたが、この映画、実はダイヤに群がる先進国、そしてそこに住む私たちに問題提起もしているんです。なのでテーマは重いんですが、それを2時間20分でスカッ!と見られるエンタテイメント作品に仕上げているのがスゴい。 主人公はレオナルド・ディカプリオ演じるダイヤの密輸業者、アーチャー。ディカプリオといえば『タイタニック』ですが、『タイタニック』後の何本かの映画ではヒットに恵まれず、太ったこともあって、ワイドショーなどでバカにされてたこともありました。 でもでも、ここ何年かのディカプリオが出てる映画はおもしろいですよ! まずはだまされたと思って『ブラッド・ダイヤモンド』を見てください! レンタルDVDは旧作なので安く見られます。 さて、話は戻ってストーリー。アーチャーのほかに、アフリカ人親子も大きく関わります。まず、反政府勢力に捕まって強制的にダイヤ掘りをやらされたお父さんのソロモン。この人が鳥の卵くらい大きいダイヤを見つけて、土の中に隠すんです。 続いては、息子のディア。彼は小学生なんだけど、これまた反政府勢力に捕まってます。で、アーチャーはダイヤがほしいからソロモンを言いくるめて、土の中のダイヤを探しに反政府勢力がウヨウヨいる危険地帯へ! そしてソロモンは息子を救いたくって、アーチャーと行動をともに……。最初は反目しあってたふたりだけど、銃弾が飛び交う危険な旅を一緒に乗り越えていくうちに友情が芽生えるんです。よくできた話で、本当におもしろいです! でも、見たあとはダイヤモンドについてちょっと考えさせられますね〜。日本で売ってるダイヤの中にも、『ブラッド・ダイヤモンド』で描かれたようなダイヤがあるんだろ〜な〜、と思うと……。 はたして私たちはダイヤモンドをほしがるべきか!? 映画の中で、ある村のおじいさんが言っていた「石油が出なくてよかったよ」(石油まで出たらもっと内戦が激しくなるから!!)というセリフが印象的でした。 う〜ん、私たちの暮らしはきっと、多くの血のもとに成り立ってるんでしょうね。現代の便利な暮らしは捨てられないけど、ちょっとは世界のために節約でもしようか、と意識改革を起こしてくれた映画でした。 |




