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心に残る一作
「世界の中心で、愛をさけぶ」
片山恭一著 / 小学館 2001年
解説:十数年前。高校時代。恋人の死。好きな人を亡くすことは、なぜ辛いのだろうか。落葉の匂いのするファーストキスではじまり、死を予感させる無菌状態の中でのキスで終わる、「喪失感」から始まる魂の彷徨の物語。
あいっす!カモちゃんざっす!どうもー。こんにちはー。

最近はしとしと雨続きで嫌 ね。カモちゃんね、雨って大嫌い!ほら、高血圧だからさ、「雨が……好き」みたい な低血圧さは持ち合わせてないからさ!

こちとら朝はオリエンタルラジオの物まねか らスタートだわよ。武勇伝武勇伝!カッキーン!ま、ネタをやってるオリエンタルラ ジオって見た事ないんだけどね。

そんな話はどうでもいいのよ。また怒られるのよ、「前置きなげえぞ」って。

それじゃあ、急いで本題に入りますけど、今回は「世界の中心で、愛をさけぶ」でーす。

ひえええ!今さら「セカチュー」!?カモちゃんってば、超ブームに乗り遅れてる じゃん!
いや、でもですね、やはり「自称・純愛伝道師」のカモちゃんとしては、現 代の純愛小説の中で最大のヒットを記録したセカチューは、読んどかないといかんだ ろう、と。
軽薄が廃れ、純愛気運が高まってる今、セカチューを読まずして現代の純 愛は語れない!
そう思ったカモちゃんは、全っ然読みたくなかったんですけど、105 円を握りしめてブ○クオフに行って、100円コーナーから探し出しました。

それで、読んだ感想。この小説、読まなくて良いです。うん。時間のムダじゃないか しら。
小説を読むぐらいならば、映画版とかTV版の方を見たらいいんじゃない?
ほら、映画とかTVの方は、役者さんが動いて喋るからにぎやかだし、映画版の方では平 井堅が歌うし、面白いカモよ。カモちゃんは見た事ないから分からないんだけど。

じゃあ、何故、カモちゃんが小説の「セカチュー」を嫌うのか。これはもう、凄く簡 単。激シンプル。ズバリ言って、面白くないから。
そもそもね、「セカチュー」って いうのは、「恋」に「難病」を絡めるという、人類が文字を発明してから何千作、い や、何万作もリリースされてきた、言わば「コテコテベタベタ」な作品な訳。
いや、 カモちゃんは「コテコテベタベタ」が嫌いな訳じゃないのよ。むしろ良いと思う。ベ タなもの最高。

けど、それだけ書き尽くされてきたテーマだから、作品のクオリティが問われるの。 ベタなテーマを、いかに良い感じで見せるか。

もう、そこに心血を注げなきゃ、こう いうテーマを扱うべきでは無いの。カモちゃんには、この「セカチュー」って「ただ のベタ」にしか見えなかった。見せ方に新しいものや気の利いたものが見えなかった から、「どこかで見た事のあるような、ヤマもオチも教本通り」の小説にしか思えな かった。

それよりも何よりも、小説が盛り上がりを見せると、頭の中に「あ〜い・うぃっしゅ ・ふぉえ〜ば〜」って声がカットインしてきて、「ひ〜とみ〜をと〜じて〜」と始 まってしまうの。

これには困ったわー。歌が強すぎると、映画の内容よりそっちの方 が印象に残っちゃうから困りものよね。平井堅は顔のインパクトも強いし、歌も凄い し、印象に残るわよねー。一度会ったら絶対に忘れられないわよ。カモちゃんは平井 堅に対して、「同じ種類の人間」の匂いを感じています。
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紹介者のプロフィール

【カモちゃん】

小学生の夏休み、自転車で日本一周を志し東京を出発。その晩は伊豆下田の親切な老人の家に泊めて貰うも、老人の“年齢の割に強い腕力”に屈してヴァージンを捧げる。翌日には泣きながら東京の実家へと舞い戻る。 しかし、幸か不幸か味をしめてカマ道一直線。現在は派遣でボールペンに芯を入れる仕事をしながら、日々同僚の苦学生に熱い視線を送る31歳。前科一犯。


【甘宮あまみ】

漫画家を目指してヘルスで働く女の子。日常の行動範囲はアパートとお店、本屋、画材屋、レンタルビデオ屋と狭く、疲れたときはネットを眺めるのが好きな準ひきこもり。漫画を描いてはいろんな賞に応募したり、出版社に持ち込みに行く積極性はある。お店年齢は21歳。