心に残る一作
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パンチドランク・ラブ
- 2002年/米 東宝東和配給
- 監督・脚本:ポール・トーマス・アンダーソン 出演:アダム・サンドラー、エミリー・ワトソン他
- バリー・イーガン(アダム・サンドラー)は、ロサンゼルス郊外の倉庫街で、相棒と二人でトイレの詰まりを直す吸盤棒を売る会社(?)を経営する自称・青年実業家。過干渉気味な姉が7人もいるせいか、彼は女性が苦手、しかも内気で不器用な上、時々キレて暴れるという困った性癖まである。自分に愛想をつかし、孤独を感じているバリーの前に、そんな彼を受け入れてくれる女神のような女性、リナ(エミリー・ワトソン)が現れる…。
文字で説明できないこの魅力 マイルのために食ったプリンは10000個オーバー!
- ひたひたと迫り来る締切りに、かなり焦りを感じてるカモちゃんで〜す。みなさん、おこんばんは。
- いや〜ん、参っちゃったわー。明日までに書かなくちゃいけないのに、さっきまで何の映画について書くかすら決まっていないくて、ヤバかったわー。
- > テンパリすぎて、ちょっとだけ自分がオカマである事を忘れましたもの。普通の31歳男子に戻りましたもん。
- まあ、そんな話は置いといて、今回紹介する映画は「パンチドランク・ラブ」でーす。
- この映画はねー、出不精のカモちゃんにしては珍しく劇場まで足を運んで観に行ったんですよー。
- このページのトップにデデンと出てるこの画像に見覚えありませんか?公開当時は結構色んな所で見かけたんだけど、このロマンティックなキスシーンと“パンチドランク”という爽快な語感に惹かれて、当時“ガツーンと頭を殴られたような衝撃”を恋に求めていたカモちゃんは、喜び勇んで観に行ったものです。
- 今考えるとね、恋愛に衝撃を求めるなんて、あの頃のカモちゃんは、若かったわぁ…。
- そんな具合に、期待リンリンで臨んだ「パンチドランク・ラブ」。
- 観終わった後の感想は「なんだ、この映画?」って感じ。いや、つまんなかったんじゃないのよ。面白かった。すっごく面白かったの!
- けど、不思議な映画すぎてストレートに「うっほー!楽しかったわ〜ん」って感想が出なかったの。じわじわじわじわ、微妙な面白みが後から沸き上がってくる作品なのよねー。
- まずオープニングからして変なの!アダム・サンドラー扮するバリーがだだっ広いガレージのような場所で電話している所から始まって、次のシーンでは何故だか道の真ん中にピアノが不法投棄され、そのピアノの脇をすり抜けてリナ(エミリー・ワトソン)の車が走ってきて、ガレージにいるバリーに車を預ける(駐車場じゃないのに…)。そんなオープニング。どう?訳わかんないでしょ?とにかく何て説明したらいいものか全く分からないのよ(笑)!
- 主人公のバリーもとにかく変で、まず常に大橋巨泉みたいな青いスーツを着てるのが変でしょ!
- あと、とにかく情緒不安定で、ちょっと自分が追い込まれるとハンマーで窓ガラスを叩き割ったりしてキレる。
- プリンのおまけにマイルがついてくると分かれば、プリンを10000個以上も買い占めてマイルを溜め込んで海外旅行をしようと目論む(これは実際にあった話で、その人物がバリーのモデルになってるんだって!(へぇ)。
- そんな“狂人バリー”ばかりが目立つ映画なんだけど、タイトルで“ラブ”って言うだけあって、恋愛もあるのよね。
- バリーのダメな部分を全て受け入れてくれるリナと出会って、バリーは恋に一直線!不器用なバリーだけあって、当然行く手は山あり谷あり。空回ったり、暴走したりしながらも、バリーは一世一代の恋に猛進して行くの。
- とにかく予定調和とは行かず、観ている間は居心地の悪さを感じっぱなし(笑)。けど、その微妙に引っかかる部分が面白い。さっきも言ったけど、じわじわくる面白さの正体がこれね。
- バリーという不器用すぎる男が一生懸命恋を成就させようと奔走する姿は、まるで母親にでもなった気分で見守れるわよ。
- 「ブギーナイツ」「マグノリア」で映画界を震撼させた俊英P・T・アンダーソンだけあって、演出から映像効果までが非常に丁寧で、60年代調ともとれる色使いがとにかくオシャレ!確かに手放しで喝采できて万人にオススメできる映画ではないかもしれないけれど、他の映画では味わえない面白さがあるし、絶対に観た事を忘れない映画だと思うの。
- そう言った意味で是非観てほしいわ。みんな、カモちゃんみたいに「なに、この映画?」って思うはずだから(笑)!



