風俗百物語           誰にもいえない、みんなに言いたい、ウソのような本当の話! え、うそ? そんな話は信じられない? でも信じてほしい、聞いてよ、聞いてよ! 私の内緒話。見知らぬ人にだけ伝えたい話がある。本当にあった私だけのとびっきりメモリー。

風俗百物語 VOL.8
「着信アリ」 初めて霊を見た次の日の電話は……。

鳥取県 花子 25歳
私は今、とある地域の高級ソープで働いています。今回は、この「本当にあった私の体験談」に掲載されているような怖い話に、ついに私も会ってしまったのでメールしました。

みなさんは、霊を見たことあるでしょうか。私はこないだ、初めて見ました。それまでは、ときどき悪寒くらいなら感じていたんですが、そんなことは誰にでもあることですよね。でも、それだからこそ、私に起こった出来事は、みなさんにも起こりうるかもしれません。

私の風俗経験は、ヘルス半年、大衆ソープ3年、今の高級店が1年ちょっとの計5年目になります。年齢は25歳になったばかり。そう、四捨五入すると三十路(別に四捨五入しなくていいじゃん!)です。

私自身はまだまだ若いと思っているんですが、ふるさとで一人暮らししているおばあちゃんが、「早く結婚せんと貰い手がなくなる」「だれか良い人はおらんだかえ?」「見合い相手見つけたるけぇこっち戻って来んさい」「おばあちゃんの生きとるうちに結婚式を」……などと、しきりに手紙をくれます。

私は、忙しいのにかまけて返事を出しておらず、実家の母の元には、おばあちゃんから「花子から連絡は無いかえ?」とよく電話がかかってくるそうです。母親からは「(手紙の)返事書いてあげんさい」と、ときどき電話がかかってきます。

でも、手紙書くのって、面倒なんですよね……。しかもおばあちゃん、私にはこの4年くらい、彼氏いないんだよぉ〜!だから電話もしにくいんだよぉ〜。

で、なんで私がソープで働きはじめたかというと、ヘルスで働いているときにつき合っていた彼氏の、借金を肩代わりしちゃったからです。私のヘルス時代は、ちょうど闇金ブーム。バカな人がバカな金を借りて、私みたいなバカが誕生した時代でした。

でも、そんなバカな私も、割のいいソープのお仕事で元彼の借金は完済。今は自分のための貯金の真っ最中です。目標金額はけっこう高めに設定していて、このペースだとあと2年くらいはかかりそうです。

だからおばあちゃん、「まだ結婚はできません、ゴメン!!」っていつも心の中で謝っていたんですが……。

事件が起きたのは、私の25歳の誕生日イブ。親しいお客さんには誕生日を教えているので、お祝いを兼ねて入ってくれる本指名客で、とっても忙しい日、ラストの接客中でした。

ラストのお客さんは、かなりのお金持ちの40代後半。最近、お金持ちだけを対象に発行されている雑誌の読者になったらしく、その影響で着る服が妙にファッショナブルになった「チョイ不良よりちょっとセレブ」って感じのオジサマでした。

接客後には、彼が「金持ち雑誌」で見つけたというお店に食事に行く約束もしていました。こういうお客さんをつかまえるのって、つらいこともあるソープの仕事の中での、ちょっとした嬉しい出来事だと私は思っています。だけど、そんな嬉しいはずの時間が……。

彼とのプレイタイム終盤、120分で1回戦という密度の濃いひとときが、絶頂に向かっている最中、ベ〇ドでの正〇位中でした。目をつむってあえぐ私が、「イキそうだよぉ……イキそうだよぉ……イキそうだよぉ……」と呟く彼を見上げようと目を開けると!

おばあちゃんが浮かんでたんです!!「ギャー!!」と私が叫んだのと、彼がイッたのはまさに同時。私に覆いかぶさる彼に一瞬視界をふさがれ、再び開いた私の視界には、すでにおばあちゃんは映っていませんでした。

本当に一瞬の出来事でしたが、彼の後ろには、絶対に私のおばあちゃんが浮かんでいました。プレイ後の時間の記憶は、本当にあいまい。彼と二人して身支度を整え、食事に行ったんですが、何を食べても何を話しても、頭にあるのはおばあちゃんの生死でした。

でも、このお客さんを逃しちゃいけないと、実家から「おばあちゃん死んじゃった」って電話がかかってくるかもしれないのに、携帯の電源を切っていた私は、本当にバカなソープ嬢。

食事を終え、家に帰って携帯の電源を入れましたが、電話は鳴りません。私からは、怖くてかけられません。眠れない夜をすごし、ついに着信があったのは朝8時。実家の母からでした。

暗い知らせを覚悟していた私は、母の笑い声にビックリ!母が言うには、「今日の朝おばあちゃんから電話あってさ、夢でアンタが子作りしてるとこ見たんだって(笑)!!」。

私が見たおばあちゃんは、25歳になる独身の孫を、心配して現れた生き霊だったようです。

「誕生日おめでとう。今年の正月は帰ってきんさいよ!!おばあちゃんアンタに会いたがっとるけぇ、死んだら怨まれるで!!」という母の冗談が、笑えない私でした……。

今のところ、おばあちゃんは元気な様子。手紙で、「老人ホームの温泉に行くのが毎週の楽しみ」と教えてくれました。

実家を離れて風俗で働いてるみなさん、ふるさとにはときどき帰っていますか?私は、今年の年末年始は帰郷しようと思います。
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生き霊ってあると思います。

知人も経験があると言ってた。

うーん

手紙って書くのすごく面倒ですよね。面倒だけど、生き霊になるほど心配してくれているおばあちゃんのためにこれからはなるべく返事を書いてあげてほしいです。手紙って手元に残るし、一通書いて持っていれば安心させてあげれると思う。

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