
- 風俗百物語 VOL.4
- 合宿所で起こった2年越しの不思議体験
- 神奈川 ようこ 20歳
- 小学校のときの話です。
私はスポーツ少女で、ドッヂボールクラブに所属していて、ボールを人にぶつける毎日でした。夏になると奥多摩で毎年強化合宿がありました。
普通の宿泊施設を使うとお金がかかるせいか、私たちは民家を改築したような建物を利用していたんです。私たちが泊まっている宿には、変なお札が貼ってあって子供心にとっても気持ちわるかったのを覚えています。
昼間はドッジの練習をして、夜はキャンプファイアという予定だったんですが、私は夜になって急に体調崩しちゃったんです。
みんなが火を囲んで踊っているときに、私だけ布団のなかでさびしく泣いていました。泣きつかれてちょっと気持ちが落ち着いてくると、自分のいる部屋ってかなり薄気味悪いなぁって気がついたんです。ふと目を横に向けると、さっさまで閉まっていた障子が開いているんです。その奥は縁側みたいな場所になっているんですけど、そこをぼんやり見つめていたら、火の玉が浮かんでいるんです。大きな火の玉が真ん中にひとつ、その両脇に小さな火の玉が2つ。まるでお母さんと子供みたいなんです。
そのときは頭がボーっとしていることもあって、さほど怖いという気持ちはありませんでした。不思議なものをみたなぁっていうぐらいの印象だったんです。
そして翌年も合宿で同じ奥多摩を訪れることになったんです。去年の火の玉のことはすっかり忘れていて、同じ部屋に泊まることになっても、私はそのときなんとも思っていませんでした。
その年はしっかりキャンプファイアにも参加して、心地よい疲れでみんなはすぐに寝てしまいました。環境が変わると眠れない私は、時々目をあけてキョロキョロしていました。すると去年見た障子がなんだか急に気になりはじめたんです。去年は開いていた障子だけど、今年は閉まっていました。よく見ると、人の影が!頭をこぶ結びにしているおばさんのように見えました。ここにいるのは小学生だけで、あとは宿のおばさんしかいません。でも宿のおばさんはショートカットでこぶを結べる髪の長さがありません。じゃぁ、この人はいったい誰?
私は、こわくなったので、そのまま布団をかぶってうずくまっていました。朝になって、仲間に話すと、ほとんど見た人はいなかったのですが、一人だけ、私と同じようにこぶ頭の女性を見たらしいのです。やはり私だけが見た幻じゃなかったんです。そしていっしょに幽霊を見たコとはそれがきっかけで親友になり、20歳になった今、いっしょにソープで働いています。
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- 縁側でこぶ結び…
Σ( ̄□ ̄)!縁結びのおばさん!?
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