ソープ嬢からお店の女性管理職となった鈴木マネージャーが､求人や接客法などを集中講義

生徒　今回は､履歴書以外に面接で重要な点を教えてください｡

鈴木　まず大切なのは第一印象です｡服装はカジュアルでもよいのですが､度が過ぎないことです｡キャミソールにサンダル履きで､｢これからバカンスですか？｣というような格好をしていると､だいたいのお店で｢この子､大丈夫かな？｣と敬遠します｡

生徒　まあ､自分を評価してもらうために面接に行くわけですからね｡

鈴木　そうです｡ある程度､常識的な格好をしていきましょう｡そういったことは高い店になればなるほどうるさくなります｡お店からすれば､面接は｢この子は高く売れるか？｣と品定めをする場です｡常識や身だしなみも高く売れるかどうかの判断材料にしています｡

生徒　なるほど！ 自分を高く売るためと思えばきちんとしますね｡

鈴木　ちゃらんぽらんな格好で面接に来ると､自分で自分の価値を落とすことになります｡もちろん採用されることもありますよ｡でも､それはタイミングが良かっただけかもしれません｡若いしビジュアルは良いから､女の子の数も足りないことだし｢しかたないけど採用しておくか｣とか……｡

生徒　厳しい……｡

鈴木　特に経験者を面接するときは｢なぜ移籍したいのかな？｣という疑問がまず浮かびます｡まず思いつくのが｢稼げないからかな？｣｡次に､｢前の店が厳しかったからかな？｣｢性格的にしんぼう強くない子なのかな？｣とかね｡

生徒　面接前に移籍したい理由を考えとかなきゃ……(汗)｡

鈴木　そうですね｡さらに一歩進んで､｢稼げないのは､指名が取れない性格なのかな？｣｢自分のビジュアルについてどう思っているのかな？｣｢前向きにがんばろうっていうタイプかな？｣とか､考えながら面接しているわけですよ｡

生徒　それって落とす気マンマンじゃないですか!?

鈴木　そんなことはないです｡面接でその子の抱える問題を理解して､うちでは稼げるようにアドバイスするためです｡思うに､最近の女の子はちょっと欲が乏しいのか､あまり質問してこないんですよね｡ホントに女の子は十人十色｡私たちも見落としていることがあるので､気になったことは何でも聞いてくださいね｡

生徒　このお店に在籍したいです！っていう姿勢が大事なんですね｡

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