風俗で働く女の子にとって避けられないのは、アソコの病気(STD)です。
衛星器具をつけていれば、たいていの病気は防ぐことができますが、万が一に防ぎきれなかったことを考えないといけません。自分の身は自分で守る。もしものときのために、知っておいて損はない病気の知識です。

風俗で働く女の子の性病対策

C型肝炎

性行為での感染率はかなり低い
感染経路は輸血や母子感染など血液によるものがほとんど。日本での全感染者数は150万人とも言われており、感染者の30〜40%に輸血の経験があります。ただし現在は献血時の検査で輸血での感染は減少。C型肝炎は症状が軽いものの、感染者の7割前後は慢性化します。症状は発熱や全身の倦怠感、黄疸など。

感染の可能性がある行為

輸血や麻薬による注射器の使いまわし 出血や粘膜の損傷をともなう性行為(コンドーム無しのアナルセックスや生理時のコンドーム無しのセックス)

予防法

コンドームの着用

発症までの潜伏期間

【女・男とも】約2週間〜3ヶ月間

症状は出る?

※症状が出なくても体の内部がむしばまれていきます。また他人にうつす可能性もアリ!

【女・男とも】感染者の70〜80%は症状を感じないこともあります

主な症状

【女・男とも】全身倦怠(だるさ)・食欲がない・濃い色の尿が出る・発熱・黄疸

治療期間

状態により変化(7割前後が慢性化してしまいます)

治療法

安静・食事療法・抗炎症療法・抗ウイルス剤(インターフェロン、リバビリンなど)の投与

感染の可能性

低い(出血や粘膜がキズつきやすくなる性行為は感染の危険度を高めます)

注意

慢性化した場合はほぼ自然治癒せず、肝硬変から肝臓がんに進行する危険があるので注意! 肝臓がんによる年間の死亡者約3万人の8割がC型肝炎をともなっています。彼氏などが慢性のC型肝炎患者の場合は、念のために検査を受けましょう。

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