風俗で働く女の子にとって避けられないのは、アソコの病気(STD)です。
衛星器具をつけていれば、たいていの病気は防ぐことができますが、万が一に防ぎきれなかったことを考えないといけません。自分の身は自分で守る。もしものときのために、知っておいて損はない病気の知識です。

風俗で働く女の子の性病対策

軟性下疳(なんせいげかん)

外国での感染が増加中のSTD
軟性下疳菌という細菌が原因のSTDです。男女ともに、性器に豆粒くらいのコブができ、すぐにつぶれて痛みの強い潰瘍(ひふや粘膜がただれてつぶれた状態)になります。今のところ日本では感染頻度の低いSTDで、日本人感染者の多くは東南アジアなど海外でうつされています。

感染の可能性がある行為

コンドーム無しのセックス コンドーム無しのアナルセックス フェラチオ クンニリングス シックスナイン 素股

予防法

コンドームの着用

発症までの潜伏期間

【女・男とも】2日〜1週間

症状は出る?

【女・男とも】性器にコブ、潰瘍ができ激しく痛むみなど分かりやすい症状が出ます

主な症状

【女・男とも】性器にコブが発生・コブがつぶれて潰瘍ができ激しく痛む・太もも付近のリンパ節の腫れと強い痛み ※口内への感染もあると言われています

治療期間

約10日(薬の服用・注射:1日〜1週間)

治療法

投薬治療:マクロライド系薬剤、ニューキノロン系薬剤、セフェム系薬剤などを服用または筋肉注射。潰瘍面には軟膏を塗布

感染の可能性

潜伏期間が短く症状が出ると激しく痛むため、感染者はほぼセックス不可能

注意

アメリカでは感染者が増加中で、軟性下疳の患者にHIV感染者が多いとの報告があります。日本では梅毒と混合感染していることも! まだ日本では感染の可能性が低いSTDですが、海外旅行などの際には注意しましょう。

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