風俗で働く女の子にとって避けられないのは、アソコの病気(STD)です。
衛星器具をつけていれば、たいていの病気は防ぐことができますが、万が一に防ぎきれなかったことを考えないといけません。自分の身は自分で守る。もしものときのために、知っておいて損はない病気の知識です。

風俗で働く女の子の性病対策

疥癬(かいせん)

今はあまり性行為で感染しません
首から下の全身に、激しいかゆみのブツブツができ、夜中にかゆみが強くなる傾向があります。感染源は、肉眼では見えないヒゼンダニ。昔は性感染が中心でしたが、現在は高齢者とその介護者に多く見られ、性行為による感染は疥癬全体の10%前後となっています。

感染の可能性がある行為

寝具や衣類の共用
  • 感染者との密接な接触
  • 性行為

予防法

とくにありません

発症までの潜伏期間

【女・男とも】1ヶ月間

症状は出る?

※潜伏期間内に予防的に治療することで、ピンポン感染(お互いにうつしうつされをくり返すこと)が防げます

【女・男とも】ヒゼンダニが皮ふ内に寄生してかゆくなるので異常に気づきます

主な症状

【女・男とも】激しいかゆみのある米粒の半分くらいの赤いブツブツ・それより少し大きなしこり・ミミズ腫れのような盛り上がった発疹

治療期間

約1ヶ月間(薬による治療・殺虫:約1ヶ月間)

治療法

殺虫:クロタミトン軟膏、イオウ剤軟膏やローションを全身に塗布。また、衣類や寝具への殺虫剤散布、洗濯も必要です

感染の可能性

大(感染力が高いですが、潜伏期間内に治療ができます)

注意

現在は性行為での感染は少ないですが、畳の部屋で一緒に寝ていた29人中、23人が感染したという報告があるほど感染力の強い病気です。最近は高齢者とその介護者への感染が目立っているので、知識として持っておいて損はないでしょう。

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